想いを築く

Zoom UP 現場 広島高速2号線下部工事(温品JCT)

綿密な計算の上で車線切り替えを実施

この工事の最大のポイントは供用中の高速道路の車線切り替えである。供用中の高速1号線の4車線を3車線に切り替えて施工ヤードを設け、1号線の入り口となるEランプを施工する。Eランプ施工後、高速1号線の3車線を一旦Eランプに切り替え、その後1・5号線の施工に入る。Eランプは完成までは高速1号線として使われる(図-2)(図-3)。この切り替えを行ったのが2008年8月。「事故なくスムーズな切り替えのための段取りが重要です。無事に通せたときはほっとしましたよ」と車線切り替えを担当した木下さんは笑顔で話す。

Eランプでは、当社では例の少ない、PCホロースラブ橋の工事が行われている。PCホロースラブ橋は内部に円筒の型枠を入れることで空洞部分を設け、軽量化を図った橋である。ただし、技術的難易度が高く、グラウトやコンクリート充填不足などの不具合が起きやすい。そこで、グラウト注入前には現場で実物大の試験施工を実施。コンクリート打設の際は透明型枠を使用して目視で確認しながら作業を進めていった。十二林所長は「きれいなコンクリートを打つことができた。周りからも評判です」と自信を見せる。

1号線は3車線へと規制されている。1号線は、朝夕に慢性的な渋滞を起こしている県道に接続するため、工事による車線の減少が周辺の道路に与える影響をできるだけ抑える必要がある。そこで「交通シミュレーション」を用いて渋滞予測をして、道路を拡幅するなど最大限の配慮をしながら車線規制を行っている。

被り厚を確認する森田社員

図-2 標準横断図

図-3 1号線の交通を確保した施工計画

車線切替(終点側)

前のページ

次のページ