想いを築く

Zoom UP 現場 京王線調布駅付近連続立体交差工事(土木)第6工区

深夜の数時間が勝負

線路の地下化工事は、現在の軌道を工事桁と呼ばれる橋桁で仮受けしつつ、軌道下を掘削する。一度軌道を撤去し、工事桁の架設ができる深さまで軌道下の掘削を行い、初電前までに再度軌道を敷設するのである。当然のことながら列車運行時間帯は軌道内での作業ができない。終電が通り抜けた深夜から始発が走る早朝までの約3時間半が勝負である。トラブルなどで始発電車の運行に差し支えがあってはならない。「現場には常に緊張感がみなぎっています。全員、細心の注意を払って作業にあたっています」と鏑木所長は現場の様子を話してくれた。

軌道内での工事については上下線合わせて4本のレールを外してから掘削作業が始まる。レールの取り外しと最後の取り付けは軌道工と呼ばれる専門職種の人たちが行うが、それでも約20分ずつかかる。残りの限られた時間で掘削、工事桁架設作業を進めなければならないため、徹底した事前準備が欠かせない。架設する工事桁については、現場でいきなり組み立てるのではなく、昼間に他の場所で一度仮組み払しを行っている。仮組みして、足りない道具や部品はないか、寸法は合っているか念入りに確認しておくのである。「営業線の工事では段取りが命。いざ作業するときになって『あの部品はどこだ』では許されません」と丸山主任はその厳しさをおしえてくれた。さらに1年ほどこの作業を繰り返すとのことだ。

打ち合わせ風景。左から丸山主任、鏑木所長、甘利社員

打ち合わせ風景。
左から丸山主任、鏑木所長、甘利社員

断面図及び側面図

掘削状況

工事桁設置状況

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