想いを築く

Zoom UP 現場 東京外環中央JCT北側ランプ函渠(かんきょ)工事

東京都三鷹市地図

近隣の現場に負けない!
インフラをつくり上げる心意気。

現在、整備が進んでいる東京外かく環状道路。
当社ではこの外環道と中央自動車道が交わる「中央ジャンクション(JCT)」の工事を手掛けている。
首都圏を担う重要インフラをつくる現場を取材した。

首都圏交通網の要所

東京外かく環状道路(外環道)は、東京都大田区から埼玉県を経て千葉県市川市に至る総延長約85kmの道路であり、都心から約15kmの外縁をつなげることによって、首都圏の渋滞緩和や円滑な交通ネットワークの実現が期待されている。このうち、北側に位置する大泉JCT ~三郷南IC間の約34kmが既に開通しており、現在、西側の大泉JCT(関越道と接続)~東名JCT(東名高速と接続)間の約16kmと、東側の三郷南IC ~高谷JCT間の約16kmが事業中である。当社はこの西側工事区間の中間地点で、中央自動車道と接続する要所「中央JCT」の一部工事を手掛けている。

大規模で複雑に入り組む工区

断面図三鷹市にある現場事務所で、内藤寛之作業所長から工事概要について説明を受けた。
「日本の大動脈が交わるこのJCT工事の特徴は第一に規模が大きいこと。私自身、これまで都市土木を中心に仕事をしてきましたが、これほど規模の大きな現場は初めてです。そしてもう一つの特徴が当社JVの工区と別JVが担当する工区が複雑に絡み合っているという点です」。(内藤作業所長)
まず規模の面から見ていくと、JCT全体のうち当社担当の開削部分だけで長さが約321m、幅は最大約83m。そして全体が口の閉まった「U」の字を形づくるJCTは、何本もの道路が主に地中を血管のように走り、その一部は上下に積層配置される。まるで複雑な知恵の輪のようなこのコンクリートの構造物を、当社JVと別JVが一部上下に重なる形で工区を分けてつくり上げている。
工事の工程は「掘削範囲の土留め壁を構築」「掘削の作業台となる桟橋を地上部全面に架ける」「掘削」(最深部24m)「躯体工事」「埋め戻し」という順に進んでいく。現在は土留め壁がほぼ構築し終わり、一部で桟橋の設置と掘削が始まった段階だ。

ものづくりの連携と矜持(きょうじ)

工事現場写真JCTの約半分をつくる別JVは他社ゼネコン。更にもう一工区、別のJVの工事も隣接して行われているという。
「巨大構造物をつくる工事ですので重機や建材、プラントなどを置くヤードに限りがあり、これらのJVと調整しながら作業を進めています。また他の工区との隣接部分は当然工程の調整も必要になりますので、そういった部分は息を合わせながら、一方で戸田建設の現場が一番だね、と言われたい。他社に負けない整然とした現場と品質を実現したいと思います」。(内藤作業所長)
この現場が一番だ、と喜ばれるものづくりを目指して。工事は始まったばかりだ。

《現場社員コメント》

河村副所長写真

河村副所長社員は近隣の現場と比べると少ないですが、全員が情報を共有して一体的に動けているところが強みです。

畑主任写真

畑主任隣の現場に負けない、明るく活気のある現場にしたいですね。うまく物事を進めるためにも、安全のためにも、これはとても重要です。

加邉係員写真

加邉係員協力会社と密に接しながら、自分たちが施工しやすい環境を整えていくことが戸田建設の強みだと思っています。

飯嶋係員写真

飯嶋係員現場の事務を担当しています。技術屋の皆が近接工区に負けない仕事ができる環境を、自分の仕事でサポートしています。

増永係員写真

増永係員現場で一番元気の良いあいさつができる社員になりたいと思っています。元気が一番!これだけは誰にも負けません。

小村係員写真

小村係員分かりやすい説明やちょっとしたコミュニケーションを通して、作業員さんがイキイキ働ける環境づくりを心掛けています。

《作業所長コメント》

内藤 作業所長写真

首都圏土木支店 土木工事3部工事3室
作業所長 内藤 寛之
働きやすい現場環境と成長を育む仕事の醍醐味(だいごみ)
女性が複数働くこの現場は、“けんせつ小町” の推進現場に指定されており、魅力的な職場環境づくりのために「東京外環プロジェクト・女性技術者の会」という個々の現場組織を超えた活動にも参加しています。また、彼女たちだけでなく、男性も含めてここは若い社員の多い現場です。そういった若い社員に対して、経験がなくてもある部分の仕事を完全に任せて、工程や材料の管理から支払いまで担当してもらっています。そういう経験のなかで、この仕事の面白さが分かる。面白さが分かると自然に技術の習得にもつながる。若い社員と接するなかで皆の成長を頼もしく感じる日々です。

工事概要

集合写真
工事名称 東京外環中央JCT
北側ランプ函渠工事
概要
掘削工
242,000m³
埋戻工
75,600m³
土留め工(等厚式)
23,800m²
躯体工
函渠27基、U型擁壁13基、L型擁壁2基
コンクリート工
60,800m³
鉄筋工
10,900t
発注者 関東地方整備局
施工者 戸田・淺沼組JV
工期 2016年3月〜2019年3月(予定) 用途 ジャンクション(JCT)