想いを築く

Zoom UP 現場 仙台一番町プロジェクト住宅棟新築工事

支店を越えた連携プレーで順調に工事が進む

この超高層マンションでは免震構造を採用している。建物と基礎の間に柔らかい免震装置を挟み込むことによって免震装置が地震の揺れを吸収して変形し、建物に伝わりにくくするものだが、東北地方ではまだ事例が少ない。戸田式免震構法(TO-HIS構法)を取り入れた「会津オリンパス新棟建築工事」(2009年2月竣工)のノウハウを得ながら工事は進められていった。「昨年の岩手・宮城内陸地震をはじめ、近年東北地方では大地震が発生しており、耐震性への関心が高まっています。今後も免震、制震技術を用いた工事が増えていくでしょう」と和久井所長。「免震建物のような学ぶ機会の少ない工事に立ち会えるのは幸運です」と話すのは入社2年目で着工前からこの工事に携わっている石田社員だ。なお、この地域は地盤が良く、7~8m掘削すると堅い岩盤が出てくる。そのため杭を打たない直接基礎を用いている。

工事は当社の超高層RC技術「SuperHRCシステム」が採用されている。和久井所長をはじめとするメンバーはこの工法に関する社内の資料を徹底調査。さらに東京支店で「SuperHRCシステム」を採用した、東京都江東区の現場と東京都小金井市の現場、二つの現場に見学に赴いた。見学には協力会社も同行しノウハウの習得に努めた。漆崎副所長はプレキャスト工法の1サイクル(1フロアを組み上げるまで)を終えるまで東京都小金井市の現場に残って工法の習得に努めた。「計画の立て方、人の動かし方など、学んだことを仙台の現場に応用させていきました。1フロアを組み上げるのに最初は8日、その後徐々にスピードを上げていき、最終的には5日サイクルとする計画でした。しかし最初のフロアには9日かかってしまいました。反省と検討を繰り返しながらさまざまな改善策を試し、現在は5日サイクルで回すことができています」。支店を越えた連携により当社のノウハウが共有され、工事は円滑に進められている。

石田社員

免震構造図

この建物に使われている免震装置。
上から、天然ゴム系積層ゴム(23基)、オイルダンパー(10基)、弾性すべり支承(5基)

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