建設業で初の第二者監査を実施
2000年2月29日
戸田建設(株)東京支店(支店長:戸田守道)は、このほど建設業としては初めて自社の協力会社に対して、ISO9000シリーズに関する第二者監査を実施した。
第二者監査は、自社の取引先(建設業界では協力会社)を対象に監査するもので、これまで建設業では実施された例がない。監査方法にはこの他自社自身を監査する第一者監査と、独立した機関による第三者監査があるが、従来は第三者監査の例が多かった。
今回、第二者監査の対象となったのは、戸田建設の有力な協力会社である向井建設(株)(社長:向井敏雄)で、同社は戸田建設の指導と協力の下ISO9002規格の認証を取得している。
監査は、戸田建設のISO規格に基づく品質方針・目標に対し、協力会社である向井建設が、同じくISO規格に則って計画・運用しているかどうかを中心に確認が行われた。平成11年11月30日から2日間にわたり、戸田建設の内部監査員が監査を担当した。
戸田建設は、平成7年12月に国内の建設業で初めてISO規格(ISO9001)の認証を取得するなど、品質の確保・向上に努めており、社長方針により「戸田建設は、同じ価格なら他社よりも高い品質を提供する」ことを謳っている。
さらに東京支店は、この社長方針を受けて「お客様に十分な満足をいただくよう、品質保証体系のより一層の充実を図る」という支店長方針を設けており、今回の監査によりこれらの方針が協力会社まで浸透していることが明確になった。
この戸田建設の動きに対し、ISO登録機関である財団法人建材試験センターの森 幹芳品質システム審査部長は「今回の第ニ者監査は、建設業関係で今後ISO9000シリーズの品質システム活動が、一層活性化することにつながるものと大いに期待している」と語っている。
