2000年4月10日

遊星カッター式泥土圧ボックスシールド機

 戸田建設(株)(社長:戸田守二)は、川崎重工業(株)(社長:亀井俊郎)および(株)利根(社長:前田雅慶)と共同で「プラネタリー工法(遊星カッター式泥土圧ボックスシールド機)」の開発を進めてきたが、1月24日付にて(社)日本建設機械化協会(建設大臣認定審査機関)より技術審査証明を取得した。

 当工法は、平成9年度より開発に着手し、平成10年度には戸田建設技術研究所(茨城県つくば市)で実機による実証施工を行い、シールド機構造および設計の妥当性や掘削性能を確認し、今回の審査証明の取得に到った。

 現在、都市トンネルの施工法として用いられているシールド工法は、都市の基盤整備が進む中で、地下構造物の輻輳化や上部用地確保の困難さなどにより、その適用が年々厳しいものなってきており、これらの状況に対し、従来の円形断面シールド工法に代わり、合理的かつ経済的な矩形断面シールド工法の開発が進められてきたもので、この矩形断面シールドは、電力洞道、鉄道、道路トンネル、下水道など必要形状に合わせたトンネル断面が提供できる。

【特長】
(1)開口率の大きな泥土圧式シールド機であり、幅広い土質に対応できる。
(2) メインカッターと遊星カッターのギア比の選択により、
  様々なトンネル断面形状が提供できる。
(3) メインカッターの回転に直結して、遊星カッターが自動的に所用断面を
  掘削する構造のため、複雑な制御を必要としない。
(4) メインカッターと遊星カッターに装備したコピーカッターと中折れ機構により、
  小さな曲線半径にも対応できる。
(5) シールド機のテール部隅角部を利用した同時裏込注入により、
  周辺地盤変状を抑制できる。
(6) 複数の単体シールドトンネルで外郭部を先行築造し内部掘削をすることにより、
  非開削大断面トンネルを構築するMMB工法への適用ができる。

遊星カッター式泥土圧ボックスシールド機

以上