自昇降式足場「TO−Alis工法」を開発・実用化
2000年6月20日
戸田建設(株)(社長:戸田守ニ)は、鉄筋コンクリート系中高層建物の建設工事向けに、外部足場を自動的に昇降させる装置「TO-Alis工法※」を開発・実用化しました。
この装置を超高層鉄筋コンクリート造建物に適用させる場合には、部材を組替えることにより外部足場や外部養生部材を自動的に昇降させることが可能になります。
今までの外部足場は建物全体に覆うように組み立てられていましたが、この自動昇降式足場の開発により、足場が必要な箇所に移動することが可能となり、外部足場の面積が大きく削減されました。その結果、足場組み立て解体コスト、および資材運搬コストが大きく削減できるようになりました。例えば、10階建てクラスの建物で足場組み立て解体コストは約70%削減でき、資材運搬コストは約75%削減することができます。また、仕上げ・外構工事の早期着手により、1ヶ月程度の工期短縮が見込まれます。超高層建物に適用すると、クレーンで揚重していた足場や外部養生部材がこの装置で昇降するので、1サイクルの躯体工事において1日の工期短縮が可能となります。
本装置は、ねじ切りシャフトとナットからなる昇降方法を採用しており、他の昇降機能と比較して非常に安全性の高いものとなっています。なお、この装置は特許出願中です。
【昇降原理】
装置は、先行して昇降する部分と足場を昇降させる部分で構成されています。昇降装置は、スクリューシャフト(ねじ切りシャフト)を軸として、先行部分と昇降装置が「しゃくとり虫」の原理で昇降します。
【TO-Alisの主な仕様】
1.昇降に伴う建枠足場:最大10スパン5段 2.適用建物高さ:150m 3.ストローク:5m 4.昇降速度:85cm/min 5.昇降時および作業時の風速:16m/sec 6.操作方法:有線操作、超高層適用の場合は無線操作 7.電源:3相AC200/220V 50/60Hz
※ TO-Alis:TODA Auto lifting scaffoldの略でティーオー アリスといいます。

