2000年6月27日
戸田建設(株)(社長:戸田守ニ)は、愛知県幡豆郡吉良町にて(仮称)西尾幡豆ふれあい広場建設工事を山旺建設(株)(社長:山崎秀夫)、鈴博建設(株)(社長:鈴木正士)との共同企業体で施工中です。
建物の一番の特徴であるプールは、平面が台形で梁間方向が50mと30m、桁行方向が80mで、台形の一辺が曲線となっている高さ17.5mの大空間の建物です。屋根は、膜構造で波型をかたどっており、3次元曲線の複雑な形状となっています。屋根の構造は、9組の複合トラスで形成されており、1組のトラスは、φ609mm(曲率半径79m)の上弦材が1本、φ406mm(曲率半径46m~19m)の下弦材が2本計3本の鋼管をφ355mmのラチス材で接合した三角形断面を有する複合曲面立体トラスです。1組の重量は、約30tから25tとなっています。
トラスの施工については、精度確保のため全てのトラスを1度工場にて仮組みを行い、寸法確認後運搬可能なサイズに分割し、現場に搬入し地組みを行っています。現場ではパイプジョイント部に特殊治具を用いて地組みを行い、工場製作時のトラスがそのまま再現できるよう工夫しています。
建て方は、1組のトラスを3分割してジョイント部に受構台を組み、端部から組み立てを行う建て逃げ方式を採用しています。1組のトラスは長さが約18m、重量が約12tのユニットで構成されています。
地組み完了後塗装仕上げまでを地上にて行い、高所での作業は受け構台上で行える作業のみとなるよう、高所での作業を極力少なくして災害の無いよう計画、工事を進めています。また、受け構台は、橋梁工事用のパイプ支柱システムを6台(トラス3組分)用意し、クレーンにて転用することにより仮設材、組みばらしの手間を約60%低減し、これにより約20日間の工期短縮を図っています。
膜工事については、危険作業事前検討会による作業手順の確認を行い、工事を進めています。
また、ISO9001による品質の確保、ISO14001による環境問題への取り組み、中でもゴミの分別による混合廃棄物の削減に力を入れて取り組んでいます。
この施設は、「身近で親しみやすい建物」というコンセプトで、波・水をイメージして柔らかな曲線を多用した設計で、プールエリアは流水プール・造波プール・スライダープール・キッズプールで構成され、コミュニティエリアにはトレーニングルーム・多目的ホール・会議室・大広間・大浴場などがホールを中心に開放的に配置されており、今年竣工の西尾幡豆クリーンセンター(ゴミ焼却施設)の余熱を利用した全天候型のレジャープールを中心とした地域住民の福祉や交流を目的とした施設です。
工事概要
| 工事名称 | (仮称)西尾幡豆ふれあい広場建設工事 |
| 工事場所 | 愛知県幡豆郡吉良町大字岡山地内 |
| 発注者 | 西尾幡豆広域圏組合 |
| 設計・管理 | (株)大建設計 |
| 施工者 | 戸田・山旺・鈴博建設工事共同企業体 |
| 工期 | 1999年6月24日~2001年2月15日 |
| 敷地面積 | 22,530.96㎡ |
| 【余熱利用施設(温水プール、コミュニティ施設】 | |
| 建築面積 | 7,475.31㎡ |
| 延床面積 | 10,368.32㎡ |
| 構造 | 鉄筋コンクリート造、鉄骨造、 |
| 規模 | 地上2階 |
| 最高高さ | 17.5m |
| 軒高 | 9.1m |

