2001年5月10日
戸田建設(株)(社長:戸田守ニ)は、現場巡回業務の充実を目的とした図面携帯システム『MIRZ(ミルズ)』を開発した。
現場での巡回業務において頻繁に利用するものの一つが図面である。従来、現場で図面が必要になったときは事務所まで戻らねばならず、製本した分厚く重い図面の束を現場で持ち歩かなくてはならなかった。今回開発したシステムは、現場巡回業務の時に必要な図面を、電子データとして携帯端末に入れ、簡単に持ち運んでいつでもどこでも利用できるようにしたものである。これにより、社員は安全管理や品質管理などの現場巡回業務により多くの時間が使えるようになった。
今回開発したシステムの大きな特徴しては
・ 携帯端末を利用し、現場への図面携帯を容易にし、いつでも図面を利用できる
・ どのCADで描かれた図面データでも利用が可能(HPGL形式への変換)
・ 大量の図面を一度に携帯できる
の3点が上げられる。
このシステムの開発目的は、携帯端末に図面データを入れ、図面を簡単に持ち歩くこくとができるようにして、現場巡回業務・管理業務をより充実することにある。
システムの構成として主な機器・ソフトは以下の通り
ハード
パソコン本体(Windows95、98、2000)
携帯端末(WindowsCE:パームサイズ型)
パソコン接続用機器(携帯端末付属)など)
小型記憶媒体(SDカード、CFカードなど)
ソフト
パソコン側
図面管理システム(今回の開発ソフト)
データベースソフト
携帯端末側
図面閲覧システム(今回の開発ソフト)
※他の携帯端末(Palm、ザウルスなど)でも利用できるように、Javaで開発
このシステムは、大きく分けて2つの機能を持っている。
CADデータを携帯端末に転送する機能
パソコン側のシステムで、携帯端末にCADデータをHPGL形式に変換し、携帯端末に転送する。HPGL形式はプロッタ出力用のデータ形式で、全てのCADデータからの変換が可能。パソコンから携帯端末へのデータ転送にはクレードルを利用して本体にデータを保存するする方法と、小型記憶媒体(CFカード、SDカードなど)を用いる方法がある。
現場で携帯端末を使って図面を表示する機能
パソコンから転送されたHPGLデータを携帯端末で表示。拡大縮小、移動、全体表示など、基本的な図面表示の機能を備えており、約500枚の図面を一度に携帯することができる(100KB程度のHPGLデータ、64MBの小型記憶媒体利用の場合)。
現在、同社東京支店の現場で試行利用中。今後既に開発済みの進捗管理、仕上げ検査システムなどとリンクさせ、さらに現場からのニーズを取り入れながら、現場巡回業務の充実を図っていく。

