2001年8月8日

 戸田建設(株)(社長:戸田守ニ)は、作業所に従事する作業員の労務・安全管理をするため、入退場管理システムを全店に展開することにした。

 同社東京支店と大阪支店では、これまでに作業員IDカード(磁気カード)を延べ105,000枚発行し、各作業員の資格や健康状態の確認、新規受け入れ時間の短縮などの効果を上げてきた。また、この作業員IDカードを利用した入退場管理システムを構築し、大規模現場を中心に導入して、工種が多く管理が難しい建築現場の労務管理、安全管理のさらなる合理化を行ってきた。このたび、全支店建築作業所への展開を図るため、より安価で利便性の高い入退場管理システムを自社開発し、適用していくことになった。

 今回開発した入退場管理システムは以下の4つの特徴を持っている。

 1簡易で安価なシステムである
  システム構成を最小限で簡易なものにして、導入コストを下げている。

 2カード不携帯者の入退情報も捕捉できる
  カードを持っていない人(未作成者、忘れた人)の処理を簡単にできるようにして、入退情報の捕捉を100%できるようにしている。

 3労務管理、安全管理関連の帳票が出力できる
  「作業員就労および終了(無災害)報告書」「施工体系図」など、労務管理に必要な帳票を既定書式で出力できる。また、各作業員の個人データは「新規入場者アンケート」の書式で印刷できる。その他、入場者一覧、作業人数の期間集計など各種集計表が出力できる。

 4建設IDカードと同一データ構造
  現在作成されている作業員IDカードは、媒体に磁気ストライプを使用しているが、「建設ICカード」への移行を考慮し、施工情報化協議会が策定したデータベース構造を適用している。

この入退場管理システムを導入することにより、
 ・ 資格、血圧、年齢などに様々な条件での作業員の検索
 ・ 安全関係の書類(就労状況一覧表、施工体系図など)の出力
 ・ 入場者、残留者の把握(正確な出面の把握)
 ・ 就労時間の集計
などが可能になり、作業所の労務・安全管理の合理化を図ることができる。

現在、同社東京支店の作業所で利用を開始しており、2003年4月から建築全支店作業所に作業員IDカードおよび入退場管理システムを展開予定である。
概略のスケジュールは以下の通り。
東京支店 2001年 4月~ カード作成促進
2002年 4月~ 新規作業所全てに入退場管理システム導入
大阪支店 2001年 4月~ カード作成促進
2002年10月~ 新規作業所全てに入退場管理システム導入
その他の支店 2002年 4月~ カード作成開始
2003年 4月~ 新規作業所全てに入退場管理システム導入

 今後は、全国展開への準備を進める一方、作業員データを使った協力会社の作業所提出書類電子化システムを開発し、協力会社の書類作成業務の合理化を図っていく。さらに支店・全店単位で入退場データを集計するシステムを開発し、作業員配置、安全表彰など全店規模での労務・安全管理に利用範囲を拡大していき、ゼネコン・協力会社ともにメリットが得られるシステムにしていく予定である。


通門ゲート利用状況

作業員IDカードを使った労務・安全管理システム 全体イメージ

以上