2001年10月17日

―岡山操車場跡地公園(仮称)整備における多目的球技場新築工事―

 戸田建設(株)(社長:戸田守ニ)は、岡山操車場跡地公園(仮称)整備における多目的球技場(以下岡山ドーム)新築工事に着手した。工期は2001年9月21日から2003年3月15日の約17ヶ月である。

 本物件は、2000年6月1日の建築基準法の改正以降、第1号のドーム建築物(骨組膜構造物)である。

 岡山ドームは、岡山市より2000年9月に「公募型事業プロポーザル方式」で、石本・戸田共同企業体に発注されたスポーツ練習場と、観覧場としての全天候型の多目的球技場であり、この公園計画は多目的ドーム、多目的広場およびアクションスポーツパークより構成されており、アクションスポーツパークは、すでに2001年8月オープンしている。

 規模は、建築面積9499.95㎡、延べ床面積9,872.46㎡、屋根直径が長径114m、短径95.2m、最高高さ37.8mの南側に大きなガラスカーテンウォールの開口部を持つ球殻裁断型ドームであり、屋根構造は、鉄骨造の直交2方向の格子グリッドとし、押さえケーブル方式の膜屋根としている。膜材は四ふっ化エチレン樹脂―ガラス布を採用している。

 膜構造物の構造安全性および防災性能の検証方法は、現時点でも国土交通省告示が出ていないため、国土交通大臣の認定を取得する必要がある。構造安全性の検証は、建築基準法施行令第36条第2項第3号の規定により時刻歴応答解析で地震時および暴風時の構造安全性を確認しなければならないことから、暴風時の風荷重を把握するため、200分の1の模型による風洞実験を行い、多点同時測定と外装材用の風力係数の測定を行った。この測定結果の風圧データを用い、時刻歴風応答解析を行い暴風時の構造安全性の確認を行った。地震時の構造安全性の確認は、模擬波3波と観測波3波の時刻歴地震応答解析を行い、損傷限界と安全限界の構造安全性について確認をした。また、防災性能についても、耐火性能および階避難安全性能に係る構造方法の検証を行った結果、2社は膜構造物の構造安全性および防災性能の検証について(財)日本建築センターの性能評価を受け、国土交通大臣認定を取得した。

工事概要

工事名称

岡山操車場跡地公園(仮称)整備に係る全天候型多目的球技場新築工事

工事場所

岡山県岡山市北長瀬表町1-1-1

発注者

岡山市

設計者

(株)石本建築事務所大阪支所


戸田建設(株)(設計協力)

施工

戸田建設(株)

工期

2001年9月~2003年3月

構造

鉄骨造・鉄筋コンクリート造

規模

地上2階

敷地面積

99,230.00㎡

建築面積

9,499.95㎡

延床面積

9,872.46㎡

最高高さ

37.80m

以上