2002年4月9日

―設計から施工まで仕上げなどの設計情報を有効活用―

 戸田建設(株)(社長:戸田守ニ)は、部屋単位の仕上げ情報を表計算ソフトのEXCELで入力し、設計図面(DWGファイル)の仕上げ表を自動生成する「設計仕上げ情報管理システム」を開発し、設計部門での利用を開始した。

 設計から施工に至る過程では、仕上げ仕様に対する企画段階での提案、設計変更、品番決定や色管理、施工時の仕上げ進捗管理など、さまざまな関連業務があるが、これまでの紙の図面や2次元のCAD図面主体の設計情報では、入力した仕上げ情報を後工程に活かしきれないでいた。

 今回開発されたシステムは、仕上げ情報をデータで入力し、一元管理することにより、情報の追加・修正・再加工・再編成が可能となり、設計から施工まで各段階の仕上げに関連する業務が有機的に結合され、設計情報を有効に活用することができる。

 本システムは、上流に位置する設計段階で使われるものだが、入力に表計算ソフトを使うことにより、設計者がCADで直接作図するのに比較し、使い勝手を大幅に向上させている。設計者はCADの操作をすることなく、仕上げの検討が可能になった。

 同社では既に、この仕上げ表の設計図面自動生成と同様に、建具表の設計図面作成についても同じ仕組みを使って自動化しており、次のステップでは施工管理用の仕上げシステムと連携させて行く考えだ。さらに適用範囲を広げ、これまでの主流であった図面中心の設計図書を見直し、意味を持った電子データ主体で設計情報と生産情報を連携させて行く計画としている。

  1. 「設計仕上げ情報管理システム」の特長
    • EXCEL上のデータから仕上げ表の設計図面 (AutoCADの図面:DWGファイル)を自動生成する
    • 入力および修正は表計算ソフト「EXCEL」上で行う
  2. 「設計仕上げ情報管理システム」のメリット
    • CADによる作図より圧倒的に使い勝手がよい
    • 仕上げ設計情報を電子データとして後工程で利用できる
  3. 今後の予定
    • 施工管理用の各仕上げシステムと連携させる
    • 図面中心の設計図書を見直し、電子データ主体で設計情報と生産情報を連携させる

設計仕上げ情報管理システムの構成図

以上