2002年
杭打設後直ちに鉄骨建て方で躯体工期を1ヶ月短縮
2002年5月10日
戸田建設(株)(社長:戸田守ニ)は、杭と鉄骨柱を直接接合することで基礎工事を後施工とし、工期を1ヶ月近く短縮する工法(TO-PICO)を開発した。
今回開発した「杭と鉄骨柱を直接接合する治具」を杭打設後セットすることで、鉄骨の早期建て方を可能とし、基礎工事、土間地業などをクリティカルパス(※)からはずし、躯体工期を1ヶ月短縮し、躯体コストを低減する工法である。
一般的に杭の施工誤差は地盤により大きく変わるが、今回開発した工法は、現実的な寸法まで補正できるように平面±100mm、高さ±50mm、杭の回転360度に対応した工法である。杭と鉄骨柱を接合する接合治具は、二枚のプレートと4本の連結ボルトにより構成されている。杭と接合治具、接合治具と鉄骨ベースプレートはそれぞれボルトで一体化する。なお、「杭柱脚接合治具」は、仮設治具のため一般の確認申請で施工できる。
適用可能な建物は、S造、2~5階程度、9m前後のスパンでアスペクト比(建物高/建物幅)が小さなショッピングセンターなどである。
なお、TO-PICO工法の施工実験から、接合治具の取りつけ時間は1箇所20分/2人で施工可能であり、鉄骨建て方時点の鉛直精度は約1/1000で調整ボルトにより、数mmを簡単に調整ができたので精度は満足できる結果を得た。建て方は5分間程度で、鉄骨の自立性はよく、安定していた。柱精度がよいと梁部材の取り付けが容易になり、組み立て時間や安全性が格段に向上した。

以上
