2003年7月16日
戸田建設(株)(社長:加藤久郎)と西松建設(株)(社長:國澤幹雄)は、シックハウス症候群などをひき起こす化学物質による室内空気汚染の、汚染濃度を予測するシステム「MR.CONSIM」を開発し、両社での社内展開を開始する。
「MR.CONSIM」は、多数室からなる換気経路を形成する場合の各室の化学物質濃度を同時に計算するもので、両社が共同研究の一環として研究開発し、平成13年から運用しているイントラネットを利用した室内空気汚染予測システム「CONSIM.NeT」に続くものである。
既に運用している「CONSIM.NeT」では、早稲田大学理工学部田辺研究室(田辺新一教授)との共同研究や、西松建設技術研究所内の実大モデルルームでの実証実験等をもとに基礎データを構築することで高精度の予測を可能とした実績がある。
今回開発した「MR.CONSIM」はこの信頼性の高い基礎データと、既に保有している多数室の換気量を求める計算プログラムとを融合させたもので、互いに影響しあう多数室の濃度を同時に求めることが出来る。
先日施行された改正建築基準法においては換気設備が義務付けられた。 集合住宅では、複数の居室が一体で0.5回換気/hとなる換気システムを採用するケースが多く、「MR.CONSIM」は、このような場合の各室ごとの化学物質濃度を求める時に活用することができる。
「MR.CONSIM」は汎用の表計算ソフト(Microsoft Excel)上で動作するため、特別なアプリケーションのインストールは不要で比較的簡単に濃度を求めることができる。また「CONSIM.NeT」における最新版の基礎データをダウンロードして組み込むことで、常に最新のデータに基づく予測ができる。
- システムの仕様
- システム形式
- Microsoft Excelブック(xls)およびマクロ(VBA)
- 動作条件
- Windows95以降
- Microsoft Excel 2000以降
- Internet Explorer 4.0以降 または Netscape Navigator4.0以降
- ネットワーク環境;社内イントラネット
- 入力(濃度予測部分)
- 入力条件一覧 ;上記の通り
- 計算室数 ;12室+外気
- 入力項目(全体);計算名称、対象汚染物質(40種;選択)
- 入力項目(各室);室名称(選択)、容積、内装(選択)、面積
温度、湿度、施工後経過時間
- 出力
- 結果(各室) ;室内濃度(μg/m3)、放散速度(μg/m2h)、各室間通気量(m3/h)、外気量(m3/h)、
必要外気量(m3/h)、不足外気量(m3/h)
- 結果(各室) ;室内濃度(μg/m3)、放散速度(μg/m2h)、各室間通気量(m3/h)、外気量(m3/h)、
- システム形式

