人工的ビオトープ公園を造成し、地域住民より評価
2004年8月25日
戸田建設(株)(社長:加藤久郎)は、岡山県都窪郡早島町のコレクティブタウン造成工事(発注者:両備バス(株)両備不動産カンパニー)における公園工事において、地域住民にも開放されたビオトープ公園を造成し、地域住民及び早島町の評価を得た。
都市計画法に基づく開発許可を受けた造成工事では、その開発面積の3%以上の広さの公園の設置が義務付けられている。当初計画では、子供たちの遊び場として遊具のみを設置したものであった。そこで、同社は周辺住民との地域交流の創出の場としての公園利用を観点におき、単に遊具を置いただけの公園でなく、次世代を担う子供たちに自然環境を通じた教育およびふれあいの場として、人工的なビオトープ造りへと発注者と協議の上変更した。
ビオトープの内容としては、触ったり、匂いを嗅いだり、実際に自然を体験できる環境をつくることを理念に、人工池・築山を配置した中に遊歩道を配置した。また、公園用地はもともと旧山陽道に位置し、巡礼地として栄えたところである。当工事を築造するに当たり、発注者および地元住民と協議の上で、できるだけ旧跡を残すこととなった。具体的には、お堂の石および瓦を小川の湧水口と碑に埋め込み、また用水路に掛かっていた石橋はそのまま移設し、その他使われていた石を園路に再利用したり、思い出の数々を散りばめた「場」を創出した。
(1):園内を流れるコンクリート水路では、工事によって発生した岩を利用し、石張りの水路とした。
(2):遊歩道は、開発区域に隣接する町立幼稚園の改修工事により、不要となった自然石を再利用し、石張りの通路とした。
(3):人工池では、湧水池より砂利を敷いた水路を通して池に流し込み、揚水ポンプにて再び湧水池(湧水池→水路→池→湧水池・・・)へと循環させるろ過式循環型とし、池内に常に酸素が供給される状況をつくり、生物が生息できる環境とした。
(4):人工池および水路周りの修景石には、工事によって発生した岩を使用した。
(5):公園内には、鳥類を呼び寄せるための実の生る木や、季節の樹木を楽しめるよう多種にわたり植栽した。
現在、早島町および地元では将来このビオトープを利用し、蛍を生息させるといった構想があがっている。環境問題の象徴的存在である蛍は、その生息によってその地が人にとっても、生物にとっても理想的な環境としての裏づけであるので、同社としては実現に協力していきたいとしている。
昨今、人工的建設物と自然環境との調和が注目されており、地域住民と一体となった「もの作り」が求められている。そのひとつの手法となるビオトープは、今後ますます注目されることが予測される。同社ではこのような背景に対し、各地域でのニーズに沿った企画・提案を図り、営業展開を図っていく予定である。
![]() 【完成全景】 |
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【水路】
| 工事名称 | : | (仮)コレクティブタウン造成工事 |
| 工事場所 | : | 岡山県都窪郡早島町大字早島字大沢4507-3他162筆 |
| 発注者 | : | 両備バス(株)両備不動産カンパニー |
| 施工者 | : | 戸田建設 |
| 工期 | : | 2001年11月12日~2004年4月15日 |
| 事業概要 | : | 開発面積 A=264,200㎡ |
| 主要用途 | : | 流通業務用地 12区画 戸建住宅用地 102区画 集合住宅用地 5区画 福祉施設用地 1区画 |
| 工事内容 | : | 土工事 切土 590,000m3 盛土 680,000m3 法面工事 36,300㎡ 擁壁工事 ブロック積8,660㎡ L型・逆T擁壁 4,400m 雨水排水工事 側溝13,000m 管渠250m 道路工事 車道19,980㎡ 歩道3,940㎡ 調整池 4箇所 公園工事 4箇所 水道工事 配水池 560m3 1基 受水槽 198m3 1基 配水管 3,012m 流入管 915m 送水管 128m 汚水排水工事 3,548m |


