2004年9月7日

(株)日立物流(仮称)野田物流センター新築工事

 戸田建設(株)(社長:加藤久郎)は、千葉県野田市にて施工中の日立物流(仮称)野田物流センター作業所において、地中梁の先組み鉄筋にラス型枠をセットする工法を採用し、工期短縮を図っている。
当作業所では、大型の地中梁筋にラス金網の型枠を同時にセットして、建築面積15,000㎡の基礎工事を40日で完了させることができた。

 同工法は、鉄筋を先組みした大型の地中梁(梁せい1メートル60センチ、梁幅1メートル30センチ、梁の長さ10メートルまたは6メートル)の両側に、ラス型枠を先行して取付けたものである。梁主筋は異形鉄筋径35ミリを端部上下合わせて28本、中央部上下合わせて16本配筋している。建設敷地内で、この地中梁を先組みした後に、地中梁にラス型枠専用セパレーターを通して、ラス型枠を同時に取り付けていった。柱の中に定着する梁筋は、鉄筋先組み時に梁内に仕込んでおき、梁セット後に引き出し接続した。梁筋を繋ぐ継手は機械式スリーブ継手を採用し、同一位置での全数継手を可能にして施工の合理化を図った。

 先組みした地中梁の1セットの重さは約4.5tになるが、これを100t重機で施工場所に移動しセットした。地中梁配置後に引き続きベース筋や柱筋を組み立て、その後にベース筋や梁の連結部分の後付けラス型枠を取付け、短時間のうちにコンクリートを打設した。ラス型枠と地中梁を先組みすることにより、一般に行う配筋後の梁型枠の組み立て工程が不要になり、地中梁を1日に30から40台取り付けることが可能となり、工期短縮に繋がった。当作業所では、この柱筋についても鉄筋先組み工法を採用して、さらにスピード化を図っている。

 なお、ラス型枠は金属製の穴あきメッシュだが、コンクリートが漏れることはない。合板型枠とは違い、転用することはできないが、天然木材を使用しない点で環境にやさしい型枠材料といえる。これを大型工事の先組み工事に適用して、工期を大幅に短縮することができた。


配置状況 ラス型枠付き地中梁の鉄筋先組み工法


基礎ベース回り ラス型枠付き地中梁の鉄筋先組み工法


ストック状況 ラス型枠付き地中梁の鉄筋先組み工法

建物概要
建物名称:(株)日立物流(仮称)野田物流センター新築工事
建設地:野田市二ツ塚字溜井15-1
発注者:(株)日立物流
企画設計・監理:(株)日立建設設計
設計:戸田建設(株)
施工:戸田建設(株)
規模・構造:本棟 地上6階 S造(一部SRC造) 北棟・西棟 地上1階 S造
敷地面積:68,429.74 m2
建築面積:27,336.35 m2
延床面積:78,540.73 m2
工期:2003年12月~2004年10月

以上