2006年4月13日

コンクリート充填鋼管構造(CFT造)における耐火被覆低減技術を確立


戸田建設(株)(社長:加藤久郎)、西松建設(株)(社長:國澤幹雄)、(株)間組(社長:新名順一)、(株)フジタ(社長:網本勝彌)の4社は、コンクリート充填鋼管構造柱(以下、CFT造柱)に吹付ける耐火被覆(吹き付けロックウール)を、従来に比べ1/2以下の厚さにできる技術を確立し、国土交通大臣認定(認定番号:FP060CN-0225~0228、FP120CN-0229~0232、FP180CN-0233~0236)を取得した。

CFT造柱は、鋼管状の鉄骨柱の中にコンクリートを充填した構造で、優れた耐震性能と大きい剛性を有しており、また、鋼管柱内に充填されるコンクリートの熱容量が大きいことで、熱に弱い鉄骨と比較して、鋼管の温度上昇を抑えるため、優れた耐火性能を有していると言われている。しかし、CFT造柱は建築基準法の中では鉄骨造の一部とみなされ、3時間耐火で65mm、2時間耐火で45mm、1時間耐火で25mmの耐火被覆厚を要求されている。

そこで、4社は、今回確立したCFT造柱の耐火被覆低減技術に対して、 (財)建材試験センター(建築基準法における指定性能評価機関)の耐火性能評価試験において評価を受け、耐火構造としての国土交通大臣認定を取得した。

今回確立した技術は、耐火被覆の厚さを従来の半分以下(3時間耐火で30mm、2時間耐火で20mm、1時間耐火で10mm)にすることが可能になり、耐火被覆工事に係る資材を約50%減・工程を約40%減・コストを約30%減にすることが可能となった。また、耐火被覆厚さが薄くなることで、オフィスビルやショッピングセンターなどでの有効面積を増やすことができる。

各社は、新築工事の数物件に本耐火被覆低減技術の適用を計画しており、高層オフィスビル・集合住宅・百貨店・ショッピングセンター・倉庫等にも幅広く適用していく予定としている。

従来の耐火被覆との差

耐火被覆の低減の図
耐火被覆の低減

耐火試験状況写真
耐火試験状況

以上