山田川ダム(広島県)竣工
2006年5月15日
2006年5月11日(木)、広島県の山田川ダム建設事業が竣工を迎えた。 山田川ダムは、一級河川芦田川水系山田川の洪水調節及び既得取水の安定化、河川環境の保全、世羅町への水道用水の供給を目的とした事業である。広島県で初の生活貯水池として、1986年に予備調査を開始し、1992年に建設事業に着手した。ダム本体工事は2001年12月に発注され、戸田建設・東洋建設・山陽建設の共同企業体(JV)が施工を担当した。JVでは発注者である広島県の協力のもとに、生コンクリートによる堤体打設に取り組み、徹底した品質管理と新開発したコンクリート積替え装置を採用した新しいコンクリート打設システム、および液体窒素(LN2)によるコンクリート直接冷却方式の採用により高品質のコンクリートダムを完成させた。またゼロエミッションにも取り組み、廃棄物の100%再利用を実現してリデュース・リユース・リサイクル推進協議会より2005年度の国土交通大臣賞を受賞した。
現在は、事業の最終段階である試験湛水を行なっており、今月末には完了予定である。これに伴い、地権者など多くの関係者の事業協力に対し感謝の意を表すとともに山田川沿川の生活基盤への貢献を願って竣工式が挙行された。
竣工式は藤田雄山 広島県知事(代理)の式辞で始まり、福原一光 尾三地域事務所建設局長の工事経過報告、北側一雄 国土交通大臣(代理)および、新田篤実 広島県議会議長(代理)の来賓祝辞の後、記念植樹、テープカット、地元の東小学校生徒らによるバルーンリリースが執り行われ、最後に主催者の山田川ダム竣工式協賛会会長である山口寛昭 世羅町長が「水害や慢性的な水不足という地域の悩みがこれで解消される」と謝辞を述べた。
*事業概要
事業主体:広島県
位 置:広島県世羅郡世羅町
| ダム諸元: | |||
| 型 式 | 重力式コンクリートダム | 総貯水容量 | 700,000立方メートル |
| 堤 高 | 32.1m | 有効貯水容量 | 590,000立方メートル |
| 堤頂長 | 204.8m | 流域面積 | 5.6k平方メートル |
| 堤体積 | 43,970立方メートル | 湛水面積 | 0.11k平方メートル |
水没家屋:2戸
事業期間:1992年度~2005年度





