2006年7月26日
戸田建設(株)(社長:加藤久郎)は、各種条件下における建設工事で発生する伐採材・伐根・竹等を粉砕した未分解チップを用いた法面緑化工法=「グリーンウッドソイル緑化工法」の開発を進めている。
「グリーンウッドソイル緑化工法」とは、本来、産業廃棄物として処理される伐採材・伐根などの有効利用を図った緑化工法である。従来、原位置で粉砕した伐採材・伐根材・竹などの未分解チップは、発芽・生育障害のため緑化が難しいとされているが、本工法では特殊副資材を混合することにより、従来施工されている法面緑化工法と同等の緑化を図ることが可能となる。この特殊副資材は、グリーン購入法で積極的活用が求められているリサイクル資源を配合した。また、その他の資材として使用する肥料および粘結剤にもリサイクル資源を有効活用していることも特長としている。
本工法の特長は
1、産業廃棄物となる伐採材・伐根材・竹等の有効利用
産業廃棄物となる伐採材・伐根材・竹などを原位置で粉砕し、法面緑化基盤材として有効利用するため産業廃棄物量の低減を図れる。
また、廃棄物として処理された木質系廃棄物(剪定枝等)の有効活用を図るために、木くずの中間処理施設で発生する生チップ材を使用することも可能である。
2、未分解の状態で直ちに施工可能
法面緑化基盤材として粉砕後未分解のまま利用可能であるため、数ヶ月発酵させて堆肥化する工法と比較し、経済的でかつ短期施工が可能である。
3、使用する資材にリサイクル品の活用を図れる
使用する特殊副資材・肥料は全てグリーン購入法で積極的活用が求められているリサイクル資源であり、また本工法では現場条件に合わせて、使用する粘結剤にエコマーク取得品を活用できる。
4、未分解チップの緑化の欠点であった発芽阻害・生育障害を克服
新たに開発した法面緑化工法は、従来未分解チップでの緑化の欠点であった発芽阻害・生育障害を克服するため、資材に保水能力・保肥能力の高い材料、さらに発酵を緩やかにする材料を使用し欠点を克服した。
5、従来の法面吹付機械をそのまま利用可能
新たに開発した法面緑化工法は、従来使用していた厚層吹付機械をそのまま利用できるため特別な設備を必要としない。
6、適用箇所
硬岩・軟岩・土砂の切土法面および岩砕・ズリなどの盛土法面の緑化工法として適用可能である。
現在、戸田建設・環境ソリューション部では、つくば市の技術研究所敷地内で、各種条件下での長期試験を実施している(資料2、3参照)。
今後、国や地方自治体、宅地造成区画整理組合、民間などの法面緑化工事へ積極的に提案していく予定である。
資料1
未分解チップ

資料2
戸田建設つくば技術研究所敷地内における植生比較試験状況

資料3
戸田建設つくば技術研究所敷地内における植生比較試験(施工状況)


資料4
実施例

