2006年9月12日

戸田建設(株)(社長:加藤久郎)と戸田道路(株)(社長:宗長久)は、東京都水道局の協力を得て、浄水場発生土を有効利用した保水性舗装=「エコクーリング舗装」を戸田建設技術研究所(茨城県つくば市)において試験施工を実施し、路面温度低減効果を実証した。

保水性舗装とは、舗装体の空隙に注入した保水材によって、雨水などの水分を吸収し、蓄えておくことが出来る舗装である。この蓄えられた水分が晴天時に蒸発することで路面温度を低減し、舗装体から大気への放熱を少なくすることが期待できる。

エコクーリング舗装は、本来、産業廃棄物として処理される浄水場発生土を配合した保水材を舗装に注入する工法である。密粒度アスファルト舗装と比較し表面温度が上昇しないためヒートアイランド現象抑制効果がある。

本工法の特長は以下の通り。

1.ヒートアイランド現象抑制効果
舗装中の保水材が蓄えた水分が、晴天時の日射により蒸発する際の蒸発潜熱により、路面温度を低減します。戸田建設技術研究所における、路面温度低減実験結果、最大で19.9℃の路面温度の低減を確認している。
(東京都保水性舗装の性能用件発注では路面低減温度12℃以上)

2.産業廃棄物となる浄水場発生土の有効利用
産業廃棄物となる浄水場発生土を保水材として特殊な配合により添加するため、産業廃棄物量の低減を図れる。

3.大きな保水量
今回の保水性舗装では、厚さ10cmの舗装体に保水材を100%浸透した。この場合、保水量が8.8kg/m2を実験にて確認した。
(東京都保水性舗装の性能用件発注では路面低減温度6.5kg/m2以上)

4.保水機能を持たせた透水性舗装への適用が可能

5.適用箇所
一般道路(国道・県道・市道)および歩道、駐車場、工場内道路、公園内道路、校庭などあらゆる舗装に適用可能である。

戸田建設・環境ソリューション部では、戸田建設技術研究所敷地内で試験施工を実施し特性等について確認している。(下図参照)。

今後、浄水場発生土の有効利用を通じ、循環型社会に向けて環境保全に貢献する技術として積極的に提案していく予定である。

戸田建設の環境修復関連技術開発

保水性舗装
~ヒートアイランド現象緩和~

保水性舗装とは舗装体の空隙に注入した保水材によって、雨水などの水分を吸収し、蓄えておくことが出来る舗装です。この蓄えられた水分が晴天時に蒸発することで路面温度を低減し、舗装体から大気への放熱を少なくすることが期待できます。

写真1

実証実験
当社技術研究所(つくば市)にて、比較実験中です。

写真1

~特徴 廃棄物を有効利用~

写真3

路面温度低減
(晴天時、早朝(6:00~7:00)20mm/hの模擬雨にて散水し、10時~15時まで路面温度低下を測定しました。(8/21日・技術研究にて)最大19.9℃低減する結果となりました。(東京都暫定基準12℃以上)

写真1

土木施設をリニューアルしたいのページへ

以上