2007年1月5日

戸田建設(株)(社長:加藤久郎)は、建設工事現場において、風による土埃の発生や降雨による濁水流出・法面浸食を防止する「TOエコガード工法」を開発しました。

この工法は、粉塵・濁水防止剤を水で希釈し地表面に散布して、土の表面に被膜を形成したり土の表面を凝集させることで、微細土粒子の飛散や流出を防止する周辺環境に配慮した工法です。
施工には、特別な機械は不要で誰でも簡単に利用できるため、風雨に対して迅速な対応が可能です。粉塵・濁水防止剤は、天然高分子樹脂を主成分とした「TOエコガード」を使用しているため、環境に優しい工法です。
戸田建設・環境ソリューション部では、当社技術研究所(茨城県つくば市)敷地内で各種条件下での確認実験を実施し有効性について確認しました。また、さまざまな条件下においても対応出来るような粉塵・濁水防止剤も開発しました。
本工法の特長を以下に示します。

  • 飛砂・粉塵を防止
    粉塵・濁水防止剤は、土壌粒子と結合し、飛砂・発塵を防止します。
  • 散布が簡単で迅速な対応が可能
    散布は、特殊な機械や難しい作業を必要としません。散布には家庭用ジョーロ・噴霧器等でも十分可能です。効果は、散布箇所が乾燥固化した後、直ちに発揮します。また、補修も大変容易に実施できます。
  • 長期間維持出来るため、低コスト・高パフォーマンスを実現
    粉塵・濁水防止剤の効果は、6ヵ月以上続くため、低コスト・高パフォ-マンスな工法です。連続3時間、雨量100mm/時間の降雨時においても濁水の発生は見られません。
  • 降雨による法面浸食を防止
    法面の浸食を防止するため、降雨時の法面手直しが不要になります。
  • 生分解性能をもつバイオマス製品
    粉塵・濁水防止剤「TOエコガード」の主成分は、自然界の微生物で分解する生分解性材料であるため、特別な処置をしなくても散布前の状態に戻ります。
  • 地球環境にやさしい
    粉塵・濁水防止剤「TOエコガード」は、主原料にバイオマスである天然高分子樹脂を使用しており、人体や動植物に安全であることはもちろん、地球環境を考慮した環境対応型粉塵・濁水防止剤です。
  • 適用箇所
    盛土・切土工事、法面工事、区画整理等の造成工事、休民地等に適用可能です。

今後、国や地方自治体、区画整理組合事業、民間工事等の建設工事時の、周辺環境保全に貢献する技術として積極的に活用していく予定です。


【資料1】
■施工状況

施工状況(平地)
施工状況


【資料2】
■弊社技術研究所内における実験

<飛散防止効果確認実験>
飛散防止効果確認実験状況(風速10~11m/秒)
飛散防止効果確認実験状況(風速10~11m/秒)


●飛散防止効果確認実験結果
【無処理】
施工状況(平地)
実験前                              実験後

【TOエコガード散布時】施工状況(平地)
実験前                              実験後


<人工降雨による濁水防止効果・浸食防止効果確認実験>
施工状況(平地)
人工降雨による濁水防止効果・浸食防止効果確認実験状況
(人工降雨100mm/時間、連続3時間)


<長期耐久性確認実験>
施工状況(平地)
長期耐久性確認実験状況
以上