2009年12月10日
戸田建設(社長:井上舜三)は環境問題への取り組み強化の一環として、オフィスビルなどから排出されるCO2を大幅に削減する技術を開発しています。今回、そのうちの一つとして、受注段階での環境提案を強化するために、様々な自然エネルギー利用技術の活用に伴う、省エネルギー、CO2排出量削減効果を短時間で算出するツールを開発して、社内展開しました。
先日(9月22日)の鳩山首相による気候変動サミットにおける中期目標の国際公約や、来年4月より実施される東京都による温室効果ガス排出総量削減義務化など、もはや環境問題への取り組みは不可欠になっています。建設業界においても例外ではなく、顧客からの要求、あるいは弊社からの提案活動においても環境問題への具体的な取り組み、特にCO2排出量削減に関する事項は必須となってきています。
戸田建設では環境問題への取り組み強化およびオフィスなど業務ビルの受注拡大に注力してきています。それらの建物に対して自然エネルギー利用技術の活用を提案する際、省エネルギーやCO2排出量削減効果を簡易かつ迅速に算出して客先に定量的に提示できるツールの整備が必要と判断し、昨年度より、設備設計部、技術研究所を中心としたプロジェクトチームを結成してその開発を進めてきました。
その成果として、今年4月には自然採光、太陽光発電、風力発電などの自然エネルギー利用技術に関する効果算出ツールを完成し、社内ネットワークを通じて全社展開を図っています。
開発した効果算出ツールは計算に必要十分な各種データ類が整備されているとともに、主な計算対象建物をオフィスビルとすることなど簡略化されており、社内の技術系社員であれば容易に使用でき、地域や建物条件、設置条件など簡単な入力により、消費熱量や発電量などの省エネルギー効果とCO2削減量を数分で算出することが可能です。また、計算結果は分布やグラフなど視覚的にも出力されるため、提案業務を効率的に行うことができます。
公開以来6ヵ月で、延べ70件以上ダウンロードされており、オフィスビルを中心とした営業提案の他、現在、戸田建設が計画中の環境最先端テナントビルの環境対策の検討にも活用されています。
また、プロジェクトチームでは、昨日(12月9日)行われた、社内発表会「建築設備技術研究発表会」等でもデモンストレーションを行い、さらなる活用を推し進めるとともに、引き続き自然換気やナイトパージなどによる効果算出ツールの開発を進めており、順次社内展開していく予定です。

効果算出ツールのシステムイメージ
以上
