2010年3月3日

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
戸田建設株式会社
大旺新洋株式会社

NEDOは戸田建設株式会社および大旺新洋株式会社等と共同で、 「低温過熱蒸気によるアスベスト無害化・資源化装置の開発」を進めてきましたが、このたび無害化・資源化装置が完成しました。

これまでアスベストを無害化するには、1,500℃程度の高温で溶融する必要があり、コストが高いため安価で無害化できる技術開発が求められて来ました。今回開発したシステムは有害なアスベストを含有しているスレート波形に代表される非飛散性アスベスト建材を、950℃の過熱蒸気を用いることにより、従来行っていた溶融処理と比較して低温、短時間で無害化することが可能であり、従来と比較して処理コストの半減を図ることが出来ます。

このパイロット装置を使用した実証試験の模様を3月12日(金)に報道機関へ公開いたします。

<パイロット装置外観>          <無害化後の建材>

1.事業概要

「低温過熱蒸気によるアスベスト無害化・資源化装置の開発」では、国内のストックが4,000万t(アスベスト含有1%以上)あり、今後大量に廃棄される非飛散性で有害なアスベスト含有建材(年間100万t程度排出)を安価に無害化処理する装置を開発しています。従来の無害化処理は、1,500℃以上の高温での溶融処理を行っており、処理コストが高いため安価で無害化する技術が求められていました。今回開発した装置は、過熱蒸気を使用し、950℃の低温で無害化することが可能です。この装置により従来と比較して処理費用の半減が図れます。この事業では、実際に5t/日程度処理できるパイロット装置を開発・製作し、連続的に危険なアスベスト建材を無害化できることを確認しました。また、無害化したアスベスト建材を10%程度原料としたセメントを製造し、成分分析、強度試験等を実施し、処理物をセメントの原料としての再利用に問題がないことを確認しました。今後は戸田建設、西松建設、大旺新洋の3社で環境大臣による無害化認定制度に技術申請し、事業化の具体的な検討を進めます。

プロジェクト実施期間2007年度~2009年度
開発予算1.3億円

2.実証試験概要

パイロット装置を用いて実際にアスベストを連続処理する実証試験を行います。

日時 2010年3月12日(金)13時~16時
場所 大旺新洋(株) 長浜工場
〒781-0270 高知県高知市長浜5033-21
TEL 088-842-0205
担当:高浪
スケジュール
13:00大旺新洋長浜工場集合
13:00~13:30プロジェクト概況説明
13:30~14:30パイロット装置および処理物見学
14:30~15:30質疑応答、意見交換

3.お問い合わせ先

本プレス発表の内容についての問い合わせ先
NEDO 環境技術開発部 吉田、新井
TEL:044-520-5252

その他NEDO 事業についての問い合わせ先
NEDO 広報室 担当:萬木、田窪
TEL:044-520-5151

  • 実証試験場所

詳細地図
http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=33.49717167&lon=133.55861861&ac=39201&az=199.994.3&v=2&sc=3

  • 交通手段
  • 1)高知龍馬空港→(タクシー30分)→現地
  • 2)高知龍馬空港→(バス40分)→はりまや橋、ないし高知駅→(バス40分)→横田野、
    横田野→(徒歩10分)→現地

※2)についてはバスの本数に限りがあり乗り換えに時間を要するため、2時間程度かかります。

以上

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