2010年3月23日
戸田建設(株)(社長:井上舜三)は、昨年から開発実用化を急いでいた低炭素施工システム“TO-MINICA”(Minimum Carbon Construction をもとにした愛称。ロゴマークは商標登録出願中)を完成させ、施工時のCO2排出量削減活動を全店で開始します。CO2排出量原単位(CO2排出量/施工高)で1990年比2020年に40%削減という高い目標に挑戦します。
1.開発のねらい
低炭素施工システム“TO-MINICA”には、総合建設業として培った施工技術をすべて注入しました。省力化を推進、ロジスティクスを改善し、建設機械の省エネルギーをすすめ、自然エネルギーや自社精製バイオディーゼル燃料利用、グリーン電力の活用なども組み入れた、地球温暖化防止を目的とする総合施工システムです。このシステムを使って、“同じ設計図ならば、最もCO2排出量が少ない”施工を実現します。
当社は建設現場から出る混合廃棄物の最終処分量をゼロとする、『ゼロ・エミッション施工』を2000年に国内で最初に実現しましたが、それ以来の環境配慮施工における革新的システムと位置づけ、環境先進企業戸田のブランド化を図っていきます。
2.システムの概要
低炭素施工システム“TO-MINICA”は、独自に開発したCO2排出量速算システムをフル活用します。このシステムでCO2排出量のシミュレーションを行ない、削減のねらいを探しだし、効率的なCO2排出量削減手段を選べるようにしました。このため、CO2排出量削減手段については、省力化や省材料、再生可能エネルギー利用などの技術・ノウハウを62アイテム45シートに集約し、広範な検討ができます。さらに、選んだCO2排出量削減手段の削減効果計算は迅速に算出可能になっています。
特徴的なのは、トータルコストを上げないで、CO2を削減するための配慮です。
具体的には、コストダウンとCO2削減が両立する削減手段を多く採用し、コストのかかるCO2排出量削減手段の採用を最小限に抑えて、コストパフォーマンス最大の計画にまとめることを誘導しています。風力発電やソーラーパネルをつけることが低炭素施工ではなく、運搬と建設機械エネルギーを減らして、VEやCDにより資機材を減らす、ある部分は我慢する活動こそ低炭素施工と考え、これをねらいとしています。
これらを誰でも実践するために作ったガイドラインを使って、これからは低炭素施工システムで施工を行ない、CO2排出量を削減していきます。
3.実施にむけて
低炭素施工システム“TO-MINICA”は、4月に首都圏よりスタートし、逐次実施数を増やしていく予定です。今期は、進め方はそれぞれですが、過半の現場で取組む見込みです。当然、建築・土木とも足並みをそろえてすすめていきます。
なお、この活動は、受注段階より積極的に提案し、着工後は顧客の理解を得ながら進めていくことを原則とします。そのための提案ツール(標準プレゼやパンフレット)等も整備していきます。実施しながら、逐次技術やシステムを改良し完成度を高め、LEDや風力発電機器などの必要な仮設機材も計画的に整備してまいります。

図-1 低炭素施工“TO-MINICA”イメージ

図-2 ロゴマーク
以上
