2010年7月21日
戸田建設(株)(社長:井上舜三)は、東京農業大学新講義棟建設工事(TO-MINICAモデル作業所※注)で、ミスト噴霧を備えた壁面緑化の仮囲いによるヒートアイランド現象の抑制を開始しました。また熱中症対策として、ミスト噴霧を利用した野菜づくりも行なっています。

写真-1 ミスト噴霧と壁面緑化「ヘデラ類」を施した仮囲い
(プランターで野菜を育成:写真はきゅうり)
1.ヒートアイランド現象抑制による暑熱環境の緩和
大学内の建設場所は、周囲も含めコンクリートや舗装路面で覆われた部分が多く、ヒートアイランド現象が発生し易い状況であり、その暑熱環境の緩和のためミスト噴霧を組み合わせた壁面緑化を施し、気化熱によるヒートアイランド現象の抑制を図っています。
ミスト噴霧システムは、水道水を高圧ポンプによってステンレス管の中に送水し、定間隔で設置された高圧ノズルよりミスト(25~30ミクロン)を噴射します。これによりミスト周辺はマイナスイオンいっぱいの空間が出来上がり、猛暑で蓄積した心身の疲れを軽減する効果も期待されます。
また壁面緑化については、4種類(テイカカズラ、ムベ、カロライナジャスミン、ヘデラ類)をバランス良く配置し癒しの空間を構成しており、周辺空気を正常化するとともにCO2排出量の削減を図っています。
※注:TO-MINICAモデル作業所
当作業所は、施工中のCO2排出量削減を中心とした様々な環境配慮技術を採用しているTO-MINICA(Minimum Carbon Construction:低炭素施工システム)のモデル作業所であり、BDF、グリーン電力など数多くのCO2排出量の削減手段を採用しています。今回のミスト噴霧システムの採用、仮囲いの壁面緑化はその削減手段の一つとなります。

2.職長会のアイデアで熱中症対策
作業所職長会のアイデアで、この仮囲いのミスト噴霧を活用し、熱中症対策として野菜を栽培し、収穫した野菜を昼食や休憩時間などに摂取するなどしています。職長会から選出された「農業委員」が中心となって毎日手入れを行いながら収穫しています。野菜の選定も熱中症に対応したものとなっています。(ナス、きゅうり、ミニトマト、ピーマン、ゴーヤです。ちなみにナスは体温を下げる効果がある、きゅうりやミニトマトは水分が多い、などが選定理由です)
野菜の成長も含め、環境対策として行っている当社の活動を、キャンパス内の大学生達も楽しみに見守ってくれています。

写真-2 余った鉄筋で支えているナス

写真-3 「人がつくる。人でつくる。」きゅうり

写真-4 職長会の農業委員

写真-5 仮囲いの壁面緑化と栽培している野菜
以上
