海の先で見つかった、
建設業界がもつ将来性

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    土木部
  • ※所属部署は取材時時点のものです
profile
大学の専攻が土木工学だったため、就職の際は「ゼネコン以外、思い浮かばなかった」という。学校推薦を受けるにあたり、ゼネコンの中でも橋梁を多く手掛ける他社と戸田建設で悩んだが、最終的に両親の助言もあり、財務内容が健全だった戸田建設を選んだ。いまとなっては、「両親の話を聞いておいて良かった」と感じているという。

海外で働く。
そのきっかけは一本の電話
小さい頃、憧れの職業はパイロットでした。飛行機に乗り、様々な街や国を飛びまわる仕事に夢を抱いていました。その後、土木工学を専攻した大学時代を経て戸田建設へ入社した訳ですが、入社後も幼い頃の憧れは変わらず、「仕事で飛行機に乗る」ことが夢だったので、上司との面談の場でも「海外で働いてみたい」という意志を伝えていました。
そんな私へ、実際に海外赴任のきっかけが訪れたのは、入社して12、3年ほど経ったある日のこと。当時所属していた部署の本部長から、「小野寺、海外に興味あるか?」という電話がかかってきたのです。英語を喋れる訳でもなく、海外赴任の経験がある訳でもありませんでしたが、訪れたチャンスをものにするべく、赴任前英語研修へ参加し、会社のサポートを受けながら、必要な基礎知識を取得。やがて2014年12月に正式な辞令が下り、海外事業部員として海を渡る日々が始まりました。

海外だから味わえる、
苦労と喜び
現在は、ミャンマーの⽔道管敷設⼯事の現場で、作業所⻑を勤めています。この⼯事は、⽇本でもあまり例のない、河川の下を横断する⻑距離推進⼯事の現場。ミャンマー南部を流れるバゴー川の地下に、全長974mの導水管を通します。採用した「アーバンリング工法」は、海外初となる、難易度の高い工法。現場で働く社員と共に、現地人エンジニアを自ら面接して雇用し、英語でコミュニケーションを取りながら、工事を進めています。

国内にはない可能性が、
国境の先に眠っている
海外の現場を経験し、私は「建設業界の将来性」に気付きました。数年前、国内市場のみに目を向けていた頃は、どこかで「これから、建設業界はどうなるのだろう」「数十年先、業界全体は成長できているのだろうか」と、不安な気持ちを抱いていました。中国を中心としたローコストな製品に対応できる新たな価格帯のパッケージや、日本製が持つ長期的なコストメリットを伝えるPR力など、必要なことは数えきれません。とはいえ、勝負する場所は、まだ多くあるのです。
また、個人的にも、海外勤務を通じ、夢が広がりました。例えば、「モータースポーツを中心とした複合施設を、海外で建設・運営すること」も、その1つです。まだ交通ルールが整備しきれていないこの国で、自由に安全に運転を楽しめる施設があれば楽しいのにな……と、夢想しています。それから、もっとたくさんの国や街を訪れることも夢の1つ。ロンドンにプラハ……やりたいことは、尽きそうにありません。

内定者からのQ&A

これまで一番大変だった時期のことを教えてください。
国内で経験した、線路上を跨ぐ形で駅を建設する工事において、いかにして電車の運行を妨げずに工事を進行させるかに苦労しました。運行が終わった終電から始発までの3時間で作業をおこなうのですが、短時間で何とかその日の作業を終わらせられるよう、常に集中して仕事していました。
仕事のモチベーションを保つ秘訣を教えてください。
理不尽なトラブルや、考えても仕方がないハードルは、「まあ、いっか」と割り切って前に進むことで解決することが多いです。文化が違う海外だと、なおさら大切だと思いますね。

WORK FLOW

とある一日の流れ

08:00
朝礼
08:30
現場巡回
09:30
事務所で報告書作成
10:00
予算管理などの書類作成
12:00
昼食
13:00
施工の打ち合わせ
15:30
事務所にて今後の計画立案
17:30
現場巡回
19:00
退社
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