東日本大震災によりエネルギー問題が顕在化し、安全・安心の大切さを目の当たりにしました。戸田建設は、災害に強く、環境に優しい街づくりをおこないます。

エネルギーネットワーク

エネルギーネットワーク概念図

電力や熱エネルギーの消費パターンは、建物用途によって異なります。建物間を電力ケーブルや冷水・温水の熱供給配管で結ぶことで、エネルギー消費の「平準化」と「融通」が可能となります。
オフィスビルや大型病院に導入された、大規模・高効率熱源機器で作られたエネルギーのうち、建物単体で使いきれなかった余剰分を他の建物で有効利用することが出来ます。この制御を情報通信技術(ICT)を活用して統合的に行うことで、より効率的な運用ができます。これを地域内エネルギー管理システム(CEMS)と呼びます。

オフィスや店舗は昼間にエネルギー消費のピークを迎え、夜間は少なくなります。一方、住宅は反対に夜間にエネルギー消費が増えます。これらを組み合わせてエネルギー消費の波をなだらかにします。また、住宅の屋根に設置された太陽光発電パネルで発電された電力は、オフィスや店舗の昼間時の電力として使用します。

当社では、埼玉がんセンターを中心とした埼玉メディカルパークにおいてエネルギーネットワークの構築に取り組んでいます。太陽光発電などの再生可能エネルギー、高効率熱源機器、コージェネレーション※等の省エネルギー機器を導入し、新築・改築された建物の電力・熱・情報通信機器を有機的に統合するエネルギーネットワークを構築します。これにより、大幅な環境負荷低減(従来システム比35%CO2排出量を削減)を実現します。

※コージェネレーション:都市ガスなどを燃料として、電力と熱(排熱)を発生させる設備。熱は、給湯や空調設備で有効利用が図られる。

エネルギーネットワーク配管等概略図

Seamless BCP

東日本大震災により、企業の事業継続計画(BCP)※の重要性が再認識されました。「Seamless BCP」は、施設の機能を平常時から災害時へ継ぎ目なく(Seamless)移行できるBCP対策の考え方です。当社では、Seamless BCPに配慮した施設計画をご提案します。

※事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan):企業が災害や事故により被害を受けた場合に重要な業務が中断しない、または中断していても短い期間で再開できるように準備を行うこと。

Seamlessなシステムを構築するための構成要素

快適で持続性の高い住まいの創出

従来、集合住宅では住戸毎に電力会社と契約をする仕組みが一般的ですが、建物で一括受電を行うシステムをご提供します。これにより、電気料金の低減を図れると共に、停電時には、非常用発電機や太陽光発電設備により、住戸にも電力が供給可能なため、防災性も向上します。
また、住戸毎にHEMS※を設置し、住戸内の電力使用量をリアルタイムに「見える化」します。そしてMEMS※にて、それらの統合監視及び共用部分の機器の監視・制御を行うとことで、建物全体の省エネを図ります。

※EMS(Energy Management System):エネルギーの需給状況を把握し、機器等の運転を効率的に行い、総合的に省エネルギーを実現する為のシステム。
Mは集合住宅(Mansion)、Hは住宅(Home)を表します。