生物多様性への取り組み

里山の環境を教育の場に

明治大学黒川新農場(神奈川県川崎市)は、多くの重要な生物が生息し、周囲には里山としての風景が残る場所です。私たちは細心の注意を払いながら新たな農学系の教育の場作りに取り組んでいます。その過程において明治大学様と共同でモニタリング調査を行っています。また完成後も継続調査を行っていきます。

マダラテントウ

ノハナショウブ

ジャノメチョウ

キンラン

明治大学新農場 航空写真・明治大学新農場 本館

里山のモニタリング調査

生物多様性評価システムの開発

生物多様性評価システム画面

緑地計画において、生物多様性に対する定量的評価を行うシステムを開発しました。
計画が、周囲の生物環境を考慮し、計画地周辺の生物を誘導・生息しやすい設計となっているかどうかを評価するものです。
生物が生息・生育する生態系空間が周囲の空間とつながり、拡がって行く生態系ネットワークのことをエコロジカルネットワークと呼びます。
計画地がエコロジカルネットワークの中で有効な存在となるような設計をお手伝いします。

トンネル工事における猛禽類の保全事例

生態系ピラミッドの頂点に君臨する猛禽類は、地域環境の指標種として重要です。営巣の位置から半径400mの範囲では、ヒナが育つまでの数ヶ月間はクレーンの高さ、工事騒音、空から見て違和感のない色彩にするなどの配慮が必要となります。

猛禽類に配慮したトンネル工事作業所

オジロワシ

トンネル工事におけるホタルの保全事例

ホタルは、清流に住む生物の代表です。特に川の清流度の指標種と使われるゲンジボタルは、餌としてカワニナという貝しか食べないため、自然の状態で保全することは難しいといわれています。ホタルの生息地の近くの作業所では河川を汚さないように天然材による水の浄化を行い、これらの生息環境を保護しています。
また、技術研究所内において「ホタル飼育ビオトープ」を作り、ホタルの生態について研究し、河川工事にノウハウを投入しています。

トンネル工事における水質浄化装置(TSフィルター)

成虫に育ったゲンジボタル

学校ビオトープでの生物多様性の創出と調査

戸田建設が施工したいくつかの学校では、環境学習を兼ねて生徒さんと共にビオトープ作りを進めています。その地域における植物、生物を積極的に取り込み、ビオトープを作り、その後も生物モニタリング調査をしながら、順応的管理の提案を進めています。

成蹊小学校鳥類調査結果

成蹊小学校ビオトープ