技術概要

電子機器工場などの生産施設では、可燃性の雰囲気の中で、静電気が原因となって爆発や火災が起きたり、半導体デバイスが破壊されたりすることが考えられます。
また、病院手術室などでは、静電気によるトラブルが、事故につながるケースが予想されます。
そのため、それらの施設では帯電防止性能を有する床が必須となっています。

戸田建設では、帯電防止性能に優れ、かつ高耐久性の帯電防止塗り床(TOFコート導電)を開発しました。

お客様のメリット

  • 優れた帯電防止性能を示し、長期にわたって安定した品質をご提供します。
  • 改修工事など、施工後すぐに所定の性能を要求されるような場合でも、ご使用いただけます。
  • 耐久性に優れていますので、補修・改修が少なくて済みます。
  • 水系ですのでホルムアルデヒドなどの有害物質が放出されません。安心してお使いいただけます。

技術・工法の特徴

工場などでは、台車などの重量物の走行が原因で、床表面が損傷し、帯電防止性能の低下が懸念されます。そこで、摩耗に対する耐久性の高く、導電性の高い「TOFコート導電※1」を開発※2しました。この技術は、高耐久性塗り床工法TOFコート※3をベースとしています。

※1 TOFコート導電:TODA Floor コート導電

※2 富士丸化学工業,東日本塗料との共同開発

※3 詳細は高耐久性塗り床工法「TOFコート」のページをご参照ください。

特徴

高い耐久性

耐摩耗性、耐薬品性に優れるとともに、表面が摩耗しても帯電防止性能を発揮します。

工期を短縮

下地が湿潤状態でも施工可能で、プライマーも必要としないため工期を短縮できます。

コスト

耐久性の低いエポキシ樹脂系と比べると高価ですが、従来品の水性硬質ウレタン系と比較すると、同等の コストで、優れた性能を発揮します。

概要図

帯電防止性能の耐久性

重量物の走行などによって、TOFコート導電の帯電防止性能が低下しないことを確認しました。

試験方法

促進キャスター試験機を用いて、実際の床材の劣化を模擬した促進劣化試験を実施し、既定のサイクルごとに帯電防止性能を測定することで、帯電防止床の耐久性を評価しました。

促進キャスター試験機

評価方法

帯電防止性能は、表面抵抗と帯電防止性能値(U値)によって評価しました。表面抵抗は絶縁抵抗計を、U値は床研式帯電試験機を用いて測定しました。U値は「静電気の溜まり易さ」、「電気の逃がしやすさ」を評価したもので、値の大小に応じた4つのグレードに分類されます。

絶縁抵抗計

床研式帯電試験機

実験結果

表面抵抗

TOFコート導電は、20,000サイクルにおいても優れた帯電防止性能を示し、劣化も軽微であることが確認されました。

表面抵抗の変化

帯電防止性能値(U値)

TOFコート導電は、20,000サイクルまでグレードII(比較的高い帯電防止性能を持つ)となり、他の床材と比較しても、優れた帯電防止性能を示しました。

帯電防止性能値(U値)の変化

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