コンクリート湿潤・保温養生マット「Qマット」
技術概要

Qマットはコンクリート施工における湿潤養生と保温養生を同時に行い、高品質のコンクリート構造物を構築することを目的としたマットです。
湿潤養生を行うことにより、コンクリート表面からの水分の逸散を緩和します。これにより、乾燥収縮ひび割れの低減と、構造物表層部における水和反応を促進し、若材齢時における強度発現の遅れを防止します。
保温養生を行うことにより、気温の低い時期における構造物の急激な温度低下に起因する温度ひび割れの低減と、低温による強度発現の遅れを防止します。
NETIS登録番号 KT-980368-A
※Qマットは東洋紡績株式会社、株式会社マグとの共同開発です。
お客様のメリット

Qマットの構成

- 構造物表面の乾燥を防止し、乾燥収縮ひび割れの発生を防ぎます。
- 構造物表面の水和反応を促進し、所要の強度発現が得られます。
- 特に寒冷時における構造物表面の急激な温度低下を防止し、温度ひび割れの低減と、低温による強度発現の遅れを防止します。
技術・工法の特徴
湿潤養生シート
吸水性アクリル繊維「ランシールF」を用いて開発したシートです。吸水後の形態安定性に優れ、一度吸水した水を逃さず、養生水として利用します。標準的な形状は幅1m、長さ70m、厚さ約2mmです。
保温養生マット
グラスウール「マグウール」を特殊なフィルムで密閉したマットです。外気温変動の影響を軽減し、構造物を保温します。標準的な形状は幅1m、長さ7m、厚さ約50mmです。
Qマットによる効果
湿潤養生効果
Qマットの湿潤養生シートは従来のスポンジタイプ養生マットに比べて、10倍以上の初期保水量と、5倍以上の保水時間を有しています。
一回の散水のみで材齢28日までの期間、このクリート表面の相対湿度を80%以上に保つことができ、構造物表面の湿潤性を長く保てます。

Qマットによる湿潤性の持続
保温養生効果
Qマットの標準的な熱伝達率は、5.2W/m2・Kで、養生を行わない場合の1/2以下です。
施工後、水和反応による発熱が生じている際の構造物中心部と表面部の温度差が小さくなります。
水和反応による発熱により構造物全体が最高温度から安定温度に降下する際の温度勾配が緩やかになります。

Qマットによる保温養生効果
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