技術概要

下水道のシールドトンネルには、従来からコンクリート二次覆工が用いられてきましたが、硫化水素に起因するコンクリートの腐食に対して十分な防食機能を期待できないことが明らかになってきています。
アクリル樹脂防食被覆工法は、従来のコンクリート二次覆工に替えて、セグメントの内側にアクリル樹脂を吹付け、被覆することで十分な機能を確保します。

お客様のメリット

  • 工事費が低減・工期の短縮が可能となります。RCセグメントの内面に1.5mmの厚さで吹付けたアクリル樹脂が、防食機能を発揮するため二次覆工コンクリートを省略できます。仕上がり内径3,000mm、シールド延長1,000mの工事において掘削断面積で24%、工事費で約7%低減できます。
  • 管きょの長寿命化が図れます。高い耐薬品性能を有するとともに、摩耗性にも優れるため管きょの長寿命化が図れます。

技術・工法の特徴

硫黄浸透試験結果
(360日で0.04mmの浸透)

耐酸性・耐アルカリ性に優れています。

アクリル樹脂は、「防食技術マニュアル」(下水道事業団)D1種基準を満たし、耐酸性・耐アルカリ性に優れています。

粗度係数測定試験状況

平滑な仕上がり面が得られます。

均一な吹付け作業がにより、滑らかな仕上がり面が得られます。粗度係数は塩ビ管と同等で0.01以下です。

施工性の高い工法です。

硬化時間の調節が容易であり、瞬結する樹脂に比べ扱いやすく、より均質な品質を確保できます。

湿潤面に強い接着性を有します。

水に強く、表面■を拭った程度の湿潤状態でも高い接着強度が得られます。

プライマー塗布状況

アクリル樹脂吹付け状況

高い耐摩耗性を有します。

砂粒輸送試験の結果、下水道管に適用した場合の50年後の推定摩耗量は吹付け厚さ1.5mmに対して0.036mm以下であり、非常に高い耐摩耗性を有します。

摩耗試験状況(落砂試験)

摩耗試験状況(砂粒輸送試験)

技術に関するお問い合わせ

関連情報

実績

  • 某市雨水幹線工事