技術概要

すいすいSWAN(Segment Wings for an Arched New-bridge)工法は、交通渋滞の原因となっている踏切の解消や地域の活性化を図るため、開腹型アーチ橋形式を応用したフルプレキャスト部材を組立てることにより、短期間で景観に配慮した連続立体高架橋をつくる技術です。

※すいすいSWAN工法は、ジオスター株式会社との共同開発です。

お客様のメリット

  • フルプレキャスト部材を組立てるプレファブ工法のため、工期の短縮、省力化が図れます。
  • アーチ梁形式のもつ曲線美により、景観特性が向上します。
  • 高架橋幅内での施工が可能なため、施工ヤードを縮小できます。
  • フルプレキャスト部材は工場で製作されるため、安定した品質を確保できます。

技術・工法の特徴

フルプレキャスト部材の採用

本工法は、開腹型のアーチ橋形式を応用し、1.スタンド部材、2.半割アーチ梁部材、3.横梁・スラブ部材
と呼ばれる3つのフルプレキャスト部材の組立てを前提とした構造形式となっています。基礎杭および地中梁の施工は場所打ちコンクリートですが、地上部はすべてフルプレキャスト部材を組立てることで高架橋を構築できるため、施工の急速化が図れるとともに、アーチ形状の曲線美により景観特性を向上させることができます。

すいすいSWAN工法の構造概要

1.スタンド部材
柱の役割を担う部材です。高架下空間の利用形態に応じて、要素分割特性を変えずに橋軸直角方向の配置を柔軟に変更できます。
2.半割アーチ梁部材
アーチ形状が有する耐荷性能と柔らかな曲線が醸し出す景観特性を併せもつ、本構造の最も特徴的な部材です。組立・接合性を考慮して左右の半割アーチを1つのピースとして製造します。高精度で製造できるプレキャストの特性を活かし、半割アーチ梁部材の連続性と製造コストの低減を図るため、縦断勾配は半割アーチ梁部材、横梁・スラブ部材の形状を変えずに、スタンド部材の天端勾配を調整することで対応します。
3.横梁・スラブ部材
橋軸直角方向の剛性を確保するための横梁とスラブの役割を担う部材です。従来工法では橋軸直角方向の柱同士を横梁で繋ぎますが、アーチ曲線を引き立たせるため、本構造ではアーチ梁の上に、1スパン当たり4本配置する構造としています。平面曲線に対しては、半割アーチ梁部材の位置を変えずに、横梁・スラブ部材の平面配置を調整することで対応します。

継手構造

本工法では、多くの施工実績を持ち信頼性の高い、モルタル充てん継手およびループ継手を採用し、各フルプレキャスト部材の一体化を図っています。

モルタル充てん継手

模式図

使用例

ループ継手

模式図

使用例

技術に関するお問い合わせ

関連情報

実績

  • 実物大施工試験