アーバンライフ神戸三宮ザ・タワー

概要

所在地 兵庫県神戸市
発注者 アーバンライフ、和田興産
設計 戸田建設
竣工年 2009年
工事概要 新築 RC造一部S造 34/1 35,631m2

特徴

神戸市旧居留地のアメリカ領事館跡地に、当社設計で総住戸数217戸のハイグレードマンションが完成しました。
上階からは神戸空港、六甲山を臨み、12月には「神戸ルミナリエ」を一望できます。神戸市の新たな顔として市民の方々にも親しまれています。

設計者のコメント

本計画敷地は旧居留地に近接しており、ミノルヤマサキが設計したアメリカ領事館の跡地でもあることから、神戸独特のまちなみを残す歴史的な地区となっています。
阪神・淡路大震災の追憶行事であるルミナリエや「1.17のつどい」の会場となる東遊園地に隣接しており、神戸の人々の強い想い集まる場所です。
防災については行政の関心も高く、防災評定や防災システム評価等の厳しい審査を経て、その提案内容が高く評価されました。また、竣工後には消防設備等に対して総務省消防庁長官表彰を受賞しております。
外観としては有識者による景観アドバイザー会議によってまちなみ形成に対して様々な意見交換を行いつつ、基壇部にレンガ舗装や外壁のレンガ調タイル及び御影石等を配置すことにより、旧居留地や東遊園地との自然な調和を意識しました。上部超高層部分についても熱線反射ガラスを用いて、空や周辺の映り込みにより変化するまちなみとの調和を図り、圧迫感の軽減に配慮しました。外構部分には外灯を設けず、光柱や床埋めLED等間接的な照明により周辺環境に配慮した夜景を演出しつつ、屋上の緊急離発着場の周囲にも照明を設置することでランドマークとしての存在感ある建物を目指しました。
建物内部には外観のイメージを自然に取り込みながらも大理石やタペストリーミラー、間接照明等を用いて高級感やホスピタリティーを演出しました。木目調ルーバーが特徴的なエントランスと吹き抜けのロビー、住人専用の2階ラウンジ、30・31階には2層吹き抜けのゲストルーム、そして最上部3層プレミアムフロアに光床や間接照明により照らされた3層吹き抜けの共用部分を計画しました。
地球環境への配慮としてはLED照明をはじめとする省エネルギー化や屋上・壁面への積極的な緑化、構造の耐震性や耐久性の向上、そして設備の低炭素化等を追及することによりCASBEE Aランクを取得することができました。
このように高い水準での防災への取り組みや歴史あるまちなみ形成への寄与、そして積極的な地球環境への配慮を行ったことでより神戸三宮にふさわしい建物にすることができました。

柳沢 宗彦

実績に関するお問い合わせ

関連情報

SuperHRCシステムは、材料の高強度化や部材のプレキャスト化、制振部材の採用に重点を置き開発を進めてきた、超高層RC技術です。