自分が思い描いた建物が
誰かを喜ばせるやりがい

  • 建築設計
  • H.U
  • 建築設計統括部
    建築設計
  • ※所属部署は取材時時点のものです
profile
「街づくり」に興味を持ち、大学では都市デザインを専攻。その後、自分の思い描いたものをつくりたいと、設計者という仕事を志して就職活動をおこない、戸田建設へ入社。就職活動の際に出会った先輩社員が、自分の携わった物件のことを楽しそうに話してくれたことに好感を持ち、若手にも多くのチャンスが与えられる社風に惹かれた。「人を裏切らない」ということを大切にし、様々な案件に携わる。

自分がつくったもので誰かが喜ぶ。
そんな楽しみを教えてくれた祖父
ブロックで遊んだり、絵を描いたりと、幼い頃から何かをつくることが好きでした。段ボールと砂利で、手作りのお城をつくったこともあります。こうしたものづくりを志向するきっかけは、建築関係の仕事に携わっていた祖父の影響です。釘を打つ音、木材を切る音、土を運ぶ音。子供の頃、周りにはそんな音があふれている環境だったからか、自然と「大工さんになりたい」という夢を持つようになっていました。何かをつくる、その行為がとても楽しそうに見えたのだと思います。
祖父の自宅で一緒にお風呂に入った時、「このお風呂は、おじいちゃんがつくったんだよ」と祖父自身がリフォームしたことを嬉しそうに話してくれたことがありました。そのように、つくったものを自分で使ったり、誰かに使ってもらったりして喜んでもらう仕事を、自分でもやってみたいと思ったんです。

はじまりから竣工まで、
建物はまるで我が子のよう
私がおこなっている建築設計は、一般的には「意匠設計」と呼ばれるもので、建物のコンセプトを作成し、間取りやデザイン、壁や床の素材などをお客様にご提案する「企画・構想」からはじまります。デザインといっても、アートではありませんので、単純に自分がよいと思うものを提案するわけにはいきません。一番大切なのは、その建物を利用する方が使いやすいかどうかを考えること。そのため、上司や同僚から様々な意見をもらいながら、進めていくことを意識しています。
その後は、建物の詳細を細かく決めていく「実施設計」を経て着工。建築設計の担当者は、外装や床、天井など、どういった素材を使うのかを細かく決め、現場で管理をしながら工事を進めていきます。工事の最中は、「自分が前面に立って進めていく」という意識が大切ですね。お客様はもちろんですが、構造・設備設計部、作業所、生産設計、設備部、営業、積算、協力会社など、社内外で様々な調整をおこないながらプロジェクトをまとめ、数多くの関係者の協力を得て、いい建物をつくっていきます。この仕事の醍醐味は、提案から竣工まで、建物ができあがっていく過程を見届けられること。そして、その建物を誰かが喜んで使ってくれている姿を見ることがやりがいですね。

信頼関係を築き、
誰もが知っている建物を建築したい
「人を裏切らない」。これは、私が仕事をする中で大切にしていることです。例えば、現場では作業員の方がミスをすることもありますし、私の設計図が間違って現場に迷惑をかけてしまうこともあります。想定外のことが起きた時、お互いがお互いを快くフォローできる関係性を構築することが、何よりも大切なのです。現場の考えはできる限り尊重し、自分がやってほしいことをお願いする。そのために、普段から誠実に接することはもちろん、自ら現場で働く方々に話しかけるなど、積極的にコミュニケーションを取ることを意識しています。
いままで数々の建物に携わってきましたが、さらに規模の大きい建物に挑戦していくことが今後の目標です。最近、設計に携わった大学のキャンパスを訪れる機会がありました。大学生が楽しそうに過ごしているのを自分の目で見た時、じーんと感動してしまったんです。やはり最終的に利用者の方に喜んでもらうことが、この仕事のやりがいだと改めて感じた瞬間。そんな瞬間にこれからもたくさん出会っていきたいと思います。

内定者からのQ&A

これまで一番大変だった時期のことを教えてください。
2つの建物の竣工が重なった時期です。作業に追われ、考え、検討する時間が限られていて、設計者として納得できるクオリティを担保するためには、時間をうまく使わなければなりません。私がおこなっていたのは、上司や他部署の方など、社内で案件に関わる方に集まって頂くミーティング。様々な意見を効率よく取り入れることを意識していました。
仕事のモチベーションを保つ秘訣を教えてください。
やはり建物が完成した時のことを想像することです。たとえ辛い時期があったとしても、建設には工期があります。設計や現場のメンバーとともに、一致団結して辛い時期を乗り越え、竣工に向かっていく。そして、いい建物をチームで完成させることができた時の感動は、一度経験すると忘れられないくらい気持ちがいいものですよ。

WORK FLOW

とある一日の流れ

08:30
メールチェック
09:00
社内打ち合わせ
10:00
定例資料準備
12:00
昼食
13:30
施主定例
15:00
現場打ち合わせ
17:00
各種検討作業
19:00
退社
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