PROJECT STORY 01 日本最高峰をつくれ。挑戦者たちの最前線。 PROJECT STORY 01 日本最高峰をつくれ。挑戦者たちの最前線。

KKR虎の門病院整備事業 KKR虎の門病院整備事業

虎の門病院。大勢の外来が訪れ、オリンピックの拠点病院候補にも選出される大病院だ。
そんな日本最高峰の病院の建替えが始まったのは2015年4月。地上19階、地下3階。
延床面積は約8万5000㎡、ベッド数830床と都内屈指のスケールを誇る大規模プロジェクト。
“病院の戸田”と称される戸田建設において、設計施工では史上最大規模の現場を訪問。
最前線で奮闘する3名にプロジェクトの舞台裏を語ってもらった。

  • 工事長
    Y.S
    1991年入社
    東京支店 建築工事1部工事2室 工事長(作業所長)

    プロジェクトの現場責任者として31名規模のチームを統率。お客様との交渉から現場の品質、コスト、工程、安全の管理すべてに責任を持つ。

  • 工事主任
    M.N
    2007年入社
    東京支店 建築工事1部工事2室

    現場の中堅として10名ほどのメンバーをマネジメントする。戸田建設において過去最大規模の工事を経験し、その後、虎の門病院プロジェクトに抜擢された。

  • 工事係員
    D.O
    2013年入社
    東京支店 建築工事1部工事2室

    工事の最前線で活躍。工事長や主任との打合せはもちろんのこと、協力会社スタッフとの協議も担当。日々、都内屈指の実力を持つ作業員の方たちに鍛えられていると言う。

プロジェクトメンバーに選定されたときのお気持ちを教えてください。 プロジェクトメンバーに選定されたときのお気持ちを教えてください。

Y.S

これまでも病院建設の現場責任者を務めてきたので、とくに“気負い”のようなものはありませんでした。ただ、これほどの規模の案件は史上初でしたし、予算も以前の現場の4倍ほどあり、多少の戸惑いはありました。病院建設の場合は「この部屋がなにに使われるのか」「どんな医療機器が設置されるのか」といった専門知識に加え、ピーク時にはおそらく1日で千数百名ほどのスタッフを統率する力も必要です。「いつも通りやれば乗り切れる」という自信はありましたが、これは骨が折れるだろうなという想いはありました。

M.N

どの工種においても我々がこれまで携わってきたプロジェクトの3倍から4倍ほどのボリュームがありますしね。僕自身は直前まで別の大規模工事に携わっていたので、虎の門病院プロジェクトへの配員が決まったときには「また、あの熱い日々が始まるのか」と思いました。技術的にも難しいことに挑戦することになるので、工事屋としては腕の見せどころだなと。

D.O

正直、僕は「マジか」って思いました。以前も主任と同じ現場にいましたが、達成感は大きいもののプレッシャーも大きくて。ただ、他支店の同僚から「虎の門に参加するんだって?」「現場はどう?」と聞かれますし、キャリアの浅いうちから注目度の高い案件に携われるのは本当にありがたいことだなと思います。

プロジェクトでなにが成功の鍵になると考えていましたか。 プロジェクトでなにが成功の鍵になると考えていましたか。

Y.S

やはり関わるスタッフ全員と、どうやって同じ方向性を共有していくかが大きなポイントになるなと思っていました。よく「大現場病」と言うのですが、大きければ大きいほど肝心なことが伝わっていないという現象が起きるんです。特に安全面では、ルールが正確に伝わってない場合、手すりがあるはずの場所に手すりがないということも起きてしまいます。当然、そんな事態になれば事故が発生してしまいますし、細かなところまで認識をすり合わせることがプロジェクト成功の鍵だと考えていました。

M.N

現場は正直ですよね。細かな認識のズレが、目の前にかたちとなって表れてしまう。品質に対する理解が甘いとやり直しも多くなってしまいますし、プロジェクトが進めば進むほど軌道修正も難しくなってくる。

D.O

その点について、僕も緊張感を持って臨んでいます。やはり作業員の方たちから見れば、新人であろうと責任者であろうと「戸田建設の社員」であることに変わりはありません。中途半端な知識で判断をしてしまうと、「こんなはずじゃなかった」ということになってしまう。

M.N

そうならないためにも、日頃から綿密に打ち合わせすることが重要だね。

Y.S

工事はまだ道半ば。あと1年半だけど、これからも気を抜かずにね。

現場はどのような雰囲気ですか? 現場はどのような雰囲気ですか?

Y.S

現場というか戸田建設の風土と言ってもいいと思うんですが、戸田建設と作業員の方の間には「同じゴールを目指すチームだ」という空気が流れているんです。私たちが元請であることは事実なんですが、プロジェクトに参加している以上は立場の違いは関係ありません。協力会社さんとは常に膝と膝を突き合わせて議論していますし、私たちの方から一方的に「いいからこれをやってください」といった指示を出すこともありません。

D.O

たしかに。毎日、作業員の方とは打合せしていますし、お互いに「どう思う?」と議論し合う環境がありますよね。

M.N

元請だからって偉いわけじゃない。結局、建物をつくっているのは人。同じプロフェッショナルとして対等にコミュニケーションする方が自然ですし、みんなで知恵を出し合っていけばきっといいものができると思うんです。

Y.S

「君が言うんなら、それが正しい」「君だから、がんばる」そういう風に言ってもらえるような信頼関係を築くこと。それが戸田建設の流儀になってるよね。

M.N

そのためにも日々の小さな積み重ねが大切ですよね。嘘をつかない。約束を守る。こうしたことが、信頼関係の基礎になっていると思うんです。受けた恩は絶対に忘れないようにして、いつか何かのかたちで恩返しできたらと思っています。

最後に戸田建設の強みや魅力を伺ってもよろしいでしょうか。 最後に戸田建設の強みや魅力を伺ってもよろしいでしょうか。

M.N

やはり人だと思います。どの現場にも必ず人として尊敬できる方がいますし、必ずしも仕事ができるかどうかだけで評価されるわけじゃない。実績はもちろんですが、「この人についていきたい」と思えるかどうかも大切だと思うんです。

D.O

やはり僕も人だと思います。「これをやりたい」と言うと先輩は必ずバックアップしてくれますし、たとえ後輩であっても意見を言いやすい空気があります。「どう思うの?」「どうしたい?」と意見を求められますよね。1年目からここまで経験させてもらえる会社って他にあるのかなと。

Y.S

やはり人数が多いとどうしても小さな領域の専門家になってしまう。一人ひとりの業務範囲が広いとその分、やりがいや達成感も大きい。まあ、責任も大きいけどね(笑)

D.O

まだ入社5年目ですけど、「ここはオレがつくった」という確かな実感があるとやっぱり嬉しいですよね。

Y.S

失敗していいとは言えないけど、失敗を恐れてなにもしないのもよくない。だから、できるかできないかは関係なく、たとえ新人であってもやらせてみることが大事。そして、できるだけ上司は口を出さない。「分からないことがあったら聞いて」とは言うけど、最後まで自分の手でやり抜いてもらう。そこで得たものは必ず身になるし、たとえ小さな成功体験でもいつかは大きな自信につながるのかなと。

M.N

やっぱり失敗から学ぶことって大きいと思います。深い後悔があるからこそ、「次は絶対に同じミスをしない」という気持ちも生まれますし、それがより良い方法を模索する原動力になる。

Y.S

そう、若手には本気でぶつかってきてほしい。誉めるところはしっかり誉め、怒るときはしっかり怒るから。職場と言っても、人間関係という点では一緒。「まぁ、いいや」っていう関係ではいたくない。

Y.S

今、改めて思ったけど、うちの会社は真面目な人が多いよね?(笑)

M.N

言われてみれば(笑)

Y.S

それがうちのカルチャーなのかもね。

D.O

お二人も熱いですもんね(笑)