技術概要

EPラティス工法は、発泡スチロールブロックの軽量性に着目し、そのコスト縮減および適用性拡大を目的として、格子状の発泡スチロールブロックとその格点部に配置した柱部材からなる複合構造を基本とした新しい軽量盛土工法です。
盛土に作用する上載荷重などの鉛直荷重は柱部材で受け持ち、地震などによる水平荷重については柱部材と格子状発泡スチロールブロックとの複合構造により構造安定性を確保します。

※EPラティス工法は、積水化成品工業株式会社との共同開発です。

お客様のメリット

  • 格子状発泡スチロールブロックと柱部材との複合構造であるため、発泡スチロールブロックに大きな強度性能を有する必要がなく、かつ中空率を約1/2にできるため、材料単価の低廉化および使用数量の減少によるコスト縮減を図ることができます。
  • 盛土部の比重は、気泡モルタルを用いた工法の約1/2である0.3程度に抑えられるため、軟弱地盤などへの対応性も大幅に向上させることができます。
  • 発泡スチロールブロックを使用することにより、大型建設機械が不要となるため、施工性がよく、気泡モルタルを用いた工法と比較して、約20%の工期短縮が図れます。
  • 盛土に作用する上載荷重などの鉛直荷重を柱部材で支持する構造であるため、供用後に盛土部が沈下する恐れがなく、メンテナンス性に優れています。

技術・工法の特徴

施工手順

1.掘削・擁壁・下床版施工

地盤を掘削したのち、盛土底部にRC擁壁およびRC下床版を構築します。

2.側壁施工

H鋼支柱を建込み、側壁パネルを設置します。

3.EPラティスブロック施工

下床版上に格点部に有孔を持つ2連十字型の発泡スチロールブロック(EPラティスブロック)を格子状に並べ、鉛直方向に積層して中空の盛土体を構築します。

4.鋼管建込・モルタル打設

格点に貫通した有孔に鋼管などの強度性能に優れた部材を挿入し、モルタルなどで発泡スチロールブロックと一体化します。

5.上床版・壁高欄・舗装施工(完成)

盛土体の上部にRC床版を構築して、複合構造体を上下床版で挟み込んだサンドイッチ状の盛土体を完成させ、最後に壁高欄および舗装を施工します。

優れた強度性能

水平載荷試験の結果より、本工法は従来のEPSブロックのみの構造と比較して、同等以上の剛性および耐力を有しています。

水平載荷試験状況(EPラティス工法)

水平荷重と変形角の関係

技術に関するお問い合わせ

関連情報

実績

  • 実物大強度性能確認試験