「ありがとう」の数だけ、
自分たちの価値が生まれる
- スタッフ(総務)
- K.K
- 本社総務部
総務課 - ※所属部署は取材時時点のものです
- 「基本的に、人といがみ合うのが嫌」という性格もあり、入社後、長く勤めるならば「自分と合う雰囲気を持っている企業」で働きたいと考えていた。そのため、戸田建設へ入社している母校の卒業生から話を聞き、実際のイメージを掴んだという。そこで感じた、組織としての真面目さや人の柔らかさに共感し、入社を決めた。
- 大工への夢をそのまま、
建設業界の門を叩く - 高校卒業後、最初に夢見たのは「大工さん」でした。小さな頃、腰袋に様々な道具を入れ、自分より何十倍も大きなものをつくってしまうその姿に憧れ、「いつか、自分もやってみたい」と感じていました。ところが、親にそんな思いを相談したところ、「せっかくだから、大学に入ってから考えてはどうか」と説得されました。また、詳しく調べると、やはり現場で働く大工さんには16、7歳から現場を積んでいる方が多く、高校や大学を卒業した後にスタートしたのでは、やや遅いようでした。
自分の憧れや周囲の意見、現場の環境など、様々な条件に囲まれ「どうしよう」と悩む毎日。そんな中で見つけたのが、とある大学の経営学部でした。その就職先一覧を見ると、建設業界に強いことが分かり、「ここに入学して、将来は建設業界で働こう」と決めたのです。ちなみに、小学校の頃に録音した「30歳の自分へ向けた、将来の夢」という音声を改めて聞いてみると、「50階建てのビルを建てる」と言っているので、その意味では初志貫徹ですよね(笑)。
- 経営学を学んでいたから気付いた、
「100年企業」の凄み - ふとしたきっかけで入学した経営学部でしたが、決して無駄ではありませんでした。その理由の1つが、「“100年企業の凄み”を知ることができた」という点。経営学的観点で企業の成長を調べていくと、企業が100年以上にわたって永続することがどれだけ難しいのか、よく分かるのです。そうした観点が身に付いていたからこそ、当時はまだ名前も知らなかった戸田建設に目が留まり、その安定性やポテンシャルに気付くことができたのだと感じています。
入社後は、横浜支店で作業所事務を2年間経験し、その後、東京支店の総務課へ異動。そこで3年間、経験を積んだ後、現在も所属する本社総務部へ移りました。「総務の仕事」と聞いても、学生の皆さんには想像し辛いかもしれません。組織全体の事務に関わるこの仕事は、業務の範囲が本当に幅広く、同じ総務課に所属していても、時期や人により多様なタスクを担います。例えば、いま私が携わっているのは、現本社ビルからの移転業務全般のほか、防災訓練の計画・実行をはじめとする防災対策業務や事務所の管理、役員車の管理・運営などが中心です。また、これ以外にも、細かな仕事が都度、入ってくることもあります。
- 人を支え、人を助け、
人に必要とされる存在へ - 戸田建設は現在、本社ビルの建て替えプロジェクトを計画中。2024年の完成を目指し、現在は現本社ビルからの仮移転作業を進行中です。総務である私は、現本社ビルからの移転業務全般を任されており、これがいまの最も大きな仕事です。個人の引っ越しであれば、荷造りをして立ち会いさえすれば問題ないのですが、数百人規模が移動し、スムーズに通常業務へ移らなければならない組織の引っ越しとなると、これは大変です。「移転先での机の配置」「通信環境」「諸官庁への届け出」「各種法律の確認」など、やることは山積み。関連する各部署をも巻き込んだ、一大プロジェクトになります。
私たち総務は、いわゆる間接部署。直接は利益を生み出さない、サポート側の組織です。だからこそ、周囲の役に立てるかどうかが重要。「ありがとう」と言われた回数が、そのまま仕事への評価だと感じています。私自身、子供の頃から「困った時にちゃんと助けてもらえるよう、人には優しく、親切にしなさい」と教えられてきました。社会人になり、1人で完結できることなど何もないことを知ると、改めて先の教えの重要性に気付かされます。これからも、ずっと先まで周りの人に必要とされる人であり続けられるよう、努力を重ねていこうと思います。
- これまで一番大変だった時期のことを教えてください。
- 大変なことはたくさんありましたが、なんとかすべて乗り越えることができているので、「一番大変だった時期」というのは、恐らく、まだ来てないのだろうと思います。ただし、それは周りの方の助けがあり越えられただけで、もし自分1人だったら……と考えると、まず無理だったろうなとも思います。
- 仕事のモチベーションを保つ秘訣を教えてください。
- まずは、仕事以外に打ち込める趣味を見つけること。私自身であれば、2歳半の娘と遊ぶことです。最近だと、家族でキャンプへ行ったのですが、とても楽しかったですよ。また、仕事で疲れた際は、自分にご褒美をあげることも効果的。甘いものやお酒など、ちょっとテンションが上がるプチ贅沢は、わりとリフレッシュに繋がるように感じます。
とある一日の流れ
- 08:00
- 出社、メール確認
- 09:00
- 課内ミーティング
- 10:00
- 建設業法他届出書類確認、提出準備
- 11:00
- 他部署との打合せ(業務依頼)、来客対応
- 12:00
- 昼食・昼寝
- 13:00
- 移転プロジェクト打ち合わせ
- 15:00
- 社員からの問合せ対応
- 16:00
- 残務整理、翌日の持越し内容確認
- 17:00
- 退社
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