多様性を力に

2021年、戸田建設は創業140周年を迎えました。
このたび、さらにその先、2031年の150周年に向けて「未来ビジョンCX150」を策定しました。
社会や人々の価値観が変化し、企業に求められる役割も変わっていきます。
TODAグループは「価値のゲートキーパーとして、協創社会を実現する」ことを目指して歩みを進めていきます。

01

社会動向と価値観の変化

産業の生産性向上、デジタル技術の進展、グローバル化、環境問題の深刻化が人々の価値観や都市・コミュニティに影響を与えている。
さらに新型コロナの流行等がそれらを加速させた。

デジタル技術の進展

グローバル化

産業の生産性向上

人口構造の変化

環境問題の深刻化

新型コロナの流行

人々の価値観/
都市・コミュニティの変化

価値観の多様化

ダイバーシティ

シェアリング
エコノミー
ギグエコノミー

社会性の重視

SDGs

ESG

分散化・多極化

ワーケーション・
テレワーク

地方分散・
コンパクト化

02

価値提供プロセスの変化

デジタル技術の進展がパーソナルなニーズの把握を可能とし、企業は多様化するニーズに対して垣根を越えた協働が必要となる。
生活者を中心とするネットワーク型社会へ変化していく。

生活者
(需要)

集団の抽象度の高いニーズだけでなく、よりパーソナルなニーズの把握が可能になる

産業・企業
(供給)

多様化するニーズに応えるために垣根を越えた協働が必要となる

ネットワーク型社会

生活者が価値提供のネットワークの中心に位置していること、情報獲得が容易になったことによって、
情報や価値をコントロールするゲートキーパーの重要性が増加する

03

ゲートキーパーとなり得るTODAグループ

ネットワークに流れる情報や価値をコントロールするゲートキーパーの重要性が増していく中で
TODAグループは生活者と企業の間に入り、価値のゲートキーパーとして第一人者となり得る可能性を持っている。

TODAグループ独自の強み

施主に寄り添い、
ニーズに柔軟に粘り強く向き合う姿勢

病院・学校

土地区画整理・再開発

業界新規性が高い取り組みに挑戦する姿勢

洋上風力発電事業

農業6次産業化

ゼネコンの潜在的強み

施主のニーズを把握し
具体的な形へ変換する能力

様々な関係者を束ね、統合する
プロジェクトマネジメント能力

ゲートキーパーへの高い適応性

施主に寄り添う+ニーズの把握

生活者に近い場所で多様化するニーズを的確に捉え、潜在的なニーズにまで気づくことができる

ニーズへの柔軟な対応力+具現化力

多様化するニーズに合わせ、柔軟に価値/サービスの組合せを変え、生活者により良い体験を提供することができる

新規事業への挑戦心+マネジメント力

産業/企業の垣根を越えた
アグリゲーションを実現し、新しい価値をリードできる

04

TODAグループの未来の提供価値

社会動向と価値観、価値提供プロセスの変化を踏まえ、価値のゲートキーパーとなったTODAグループは、
これまでの提供価値を再構築し未来の提供価値を創出する。

現在の提供価値

建設物自体の機能価値を提供

ゲートキーパーとして
提供価値を再構築する
  1. 1価値の源泉にアクセスし、より近い場所で生活者のニーズを収集・翻訳する
  2. 2表面化していない本質的な課題を捉え真の目的を作り出す
  3. 3生活者と企業、企業と企業を繋ぐ架け橋となることで、社会全体にネットワークを構築する
未来の提供価値

これまでの機能価値+αの価値を創出・提供

体験価値の向上

経験を通じて、生活者の心理的な感情(感動、喜び等)を重視した価値を提供

潜在ニーズの実現

生活者等が自身で気づかないようなニーズに対しても価値/サービスを提供

ソーシャルキャピタルの創造

全ステークホルダーへ価値提供を拡大し、様々な社会課題の解決に貢献

パートナーとのアグリゲーションを通じて新たな価値を創造
05

TODAグループの未来の目指す姿

創業150周年(2031年)に向けて、3つのステップでゲートキーパーとして活躍する。

*1:業種・業界の垣根を超えて、連携・共栄するしくみ

06

事業領域と展開

各事業の実現により、新たな領域へ展開していく。

*2:Life Time Value

*3:スマートエネルギーコンプレックスシティ

07

事業基本フレーム

強固な CLOSED LOOP(Solution × Data × Management)を構築し、持続的成長を推進。

事業基本フレーム

用語の説明

TODAグループの未来ビジョンにおけるキーワード

アグリゲーション

既存の領域に留まらない範囲での拡張・統合による価値提供を目的とした他の産業/企業との協働

価値 / サービスの供給側
ゲートキーパー

需要側と供給側の間に入り、情報や価値のこれまでにない組合せを実現し、新たな価値を創造する存在

目的創造力目的創造力
協創社会(ソーシャルキャピタル)

人々が協調・協働し、新しい価値が創出される好循環が生まれ、幸福感やサステナビリティが実現された社会

価値 / サービスの需要側