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自由な発想と対話力で、 建築をもっと 快適で機能的に。

S.I.
建築設計統轄部 環境設備設計部 機械設備第1設計室
2015年入社/建設工学専攻卒

設備設計

Why TODA?

学生時代に戸田建設の計画設計部で模型製作のアルバイトをした時に、居心地の良さを感じました。現場見学をさせてもらったり、学校の設計課題を見てもらったり、業務以外にたくさんのことを教えていただき、そのホスピタリティとアットホームな雰囲気に魅力を感じ入社を決めました。大学では音響設備や音響空間を研究していたので、学んだ知識を設計で役立てたいという気持ちでした。

現在の仕事内容は?

オフィスから工場まで、
さまざまな建物の設備を設計。

工場や学校、商業施設など、用途の異なる建物を複数掛け持ちし、設備の設計から工事監理までを行なっています。設備といってもさまざまなものがありますが、私は空調や給排水、ガスなど機械設備の担当です。意匠設計や構造設計とタッグを組み、お客さまのご要望に設備面で応えるプランを検討・計画し、竣工まで見届けていきます。近年、設備設計で重視されるのは、やはり省エネ対策です。ほかには維持管理を容易にするメンテナンス性、将来の変化に対応できるフレキシブル性なども求められます。また、美観が優先される建物であれば、設備をどのように隠すか、ということも考えます。工場などの生産系施設では特殊な設備も多く、ガス設備やクリーンルームなど、温度や湿度を厳格に管理しないといけない設備もあります。建物の用途によって求められる設備が違い、その都度勉強が必要ですが、常に新しいことに出会えるのが魅力ですね。

仕事の面白さ・やりがいは?

建物ごとに目的に応じた機能を与える、
正解のない、奥深い世界。

空気や熱、音など、目に見えない要素が快適な建築環境には重要で、そこを一からデザインできるのが設備設計の面白さ。意匠設計が考えた図面が真っ白なキャンバスだとしたら、そこに自分なりの視点で設備プランを描き、ひとつの建物をつくりだしていけるのが魅力です。求められる設備を実現するには、エンジニアリングの知識も必要ですし、美的感性も重要。加えて、柔軟な思考も大切です。たとえば、空調設備の目的が湿度を下げる(上げる)ことであれば、井戸水や地熱を使ったり、他の機器の排熱を使うなど、エアコンで対策する以外にも複数のアイデアを考えて、その中から最適な方法を選んでいく。お客さまの希望に応じて考え抜くことが自分の引き出しになり、次に活きるアイデアへとつながります。快適であればあるほど、利用者にはあまり意識されないのが設備の存在。それが理想ではありますが、一方で、何か不具合があると真っ先に目立ってしまうのも設備です。空調が効かない、音がうるさいなど、使ってみて初めて分かる問題もあります。そうしたことを防ぐため、最後まで多角的に検証しつくすことを心がけています。建物が完成して、何の問題もなく使われるのが私たちのゴール。自分が設計した学校を見に行ったときは、食堂がたくさんの学生で賑わっていて「ああ、使ってもらえている」と、うれしく感じました。

私の成長STORY

総工費25億円—。入社後、初めて担当を任されたオフィスビルの総工費を聞いて、その額の大きさに驚き、何度も金額のゼロの数を数えました。自分の描いた図面でそれだけのお金と人が動くと考えたら、良いものをつくらなければと身が引き締まったのを覚えています。

若いうちから担当を持つことで、お客さまとの対話力も鍛えられました。設備機器は種類もさまざまで更新頻度も多く、専門的な言葉も多いため難解な分野です。それをいかに分かりやすく伝えるか。お客さまに納得して決断していただくため、資料などに工夫を重ねました。私の場合は、設計の先輩社員や現場の所長にも恵まれ、多くのアドバイスを得ながら少しずつ成長することができたと感じます。

省エネやIoT技術の導入など、建築設備に求められる要素が多様化し、ライフスタイルも変わりつつあるいま、建築も今後変化していくだろうと考えます。これまでの設備設計の経験を活かし、新しい発想で建築空間を提案できるような設計者になりたいです。

仕事で大切にしていることは?

目的に応じて、根本から考える。

一般的な設備設計の手法は本に書いてありますが、自分が手がけているプロジェクトの最適解がその中に書いてあるとは考えないようにしています。教科書や既存の考え方に頼らず、その建物に本当に必要な設備は何かという、根本的な観点から物事を検討するようにしています。立地やプラン、用途がまったく同じ建築はこの世には2つとないので、それぞれに合った設計ができることを目指しています。

「人の戸田」を感じた瞬間は?

面倒見のいい人が多いな、と感じるとき。

学生時代に戸田建設でアルバイトをしていたときから「なんでも聞いていいよ」というフレンドリーさを感じています。「世話焼き」の人が多いのかもしれません(笑)。他社の人に対しても、聞かれて分かることは教えてあげるし、自分が貢献できることなら積極的に取り組む人が多いです。立場は違っても分け隔てなく一緒にやっていこうという姿勢を、みんなが持っているなと感じます。

あらためて感じる戸田建設の魅力は?

部署間の距離が近く、風通しがいい。

ゼネコンなので、設計から竣工までいろいろな部署と連携していくのですが、どの部署も距離が近いと感じます。特に技術支援系の部署は頼もしくて、「この課題ならこの人が詳しいから教えてもらおう」というように、気軽に相談ができます。また、設計部では若手であっても関係なく意見を聞き入れてくれる雰囲気があり、風通しのよさが魅力です。

学生時代の自分に伝えたいことは?

イメージと違うけど面白いよ。

就職するまでは、設備設計職が具体的にどういった業務を行なうのか、あまりイメージできていませんでした。特にゼネコンの場合、学生時代のように好きな建物を作品として設計するのではなく、もっと収益性、合理性、生産性などが重視されます。本当の意味で社会に求められる、現実的な建物をつくっていけるので、そこに面白さとやりがいを感じますね。

あなたの「○○愛」を教えてください!

「ファッション愛」

社会人として身だしなみに気を使うのはもちろんなのですが、設計というクリエイティブな職種なので、そう見られるような服装を意識しています。自分がお客さまの立場だったら、カッチリしたスーツよりも、ある程度創造性を感じられるような外見の方が、うれしいのではないかと思うんですよね。

ある1日のスケジュール

09:00
出勤・現場直行

設計を担当した現場に直行し、定例会議に参加します。

10:00
現場巡回

工事が予定通り進んでいるか、現地でチェックします。

12:00
昼食
13:00
社内打ち合わせ

先輩と進捗の確認をしたり、後輩の相談に乗ったりします。

15:00
設備メーカーさんとの電話打ち合わせ

メーカーさんとの相談は電話で話すことが多いです。

17:00
スケッチ

お客さまのご要望をもとに、スケッチなどをつくりながらアイデアを練ります。

20:00
退社

本日の業務は終了!