ミスト噴霧で効率的に冷涼化

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環境配慮型の冷却手段として、ミスト(水)の気化熱を利用する方法が注目されています。

このシステムは、ミスト噴霧により、屋外や半戸外空間だけでなく、屋内(大空間)においても換気運転を併用することによって、少ないエネルギーで一定の冷涼効果が得られるもので、ヒートアイランド現象の緩和効果も期待できます。

お客様のメリット

  • ミストを噴霧するだけで、冷房設備を設置することなく、涼しさが得られます。
  • 作業環境の厳しい工場(大空間の屋内)等でスポット的な冷涼効果を得られます。
  • 人が集う商業施設の半戸外空間、屋外、屋上(休憩所、子供の遊び場、イベントスペース等)で冷涼効果を得られます。
  • 同じ冷却熱量を得る場合のミスト噴霧(ノズル40個とファン10台で構成)とエアコンを比較すると、運用コスト(ファンやポンプ等の電気料金に水道料金を加算)は約1/5に抑えることができます。

技術・工法の特徴

ミスト噴霧冷涼システムは、微小粒径のミストを噴霧し、その際の気化熱(蒸発冷却熱)によって周囲の気温が低下することで冷涼感を得るシステムです。
ミストの粒径が小さいため、人に当たっても濡れにくいのが特徴のひとつです。
これまで工場や集合住宅のピロティ空間などの様々な空間で実験し、そのデータやノウハウを設計に生かしています。

気化熱とは?

打ち水イメージ図

気化熱とは液体が気体になるときに、液体が接しているものから奪う熱のことです。
夏期の暑い日に、打ち水や散水によって涼しくなるのは、水が蒸発する際に水が接している空気や地面(土やアスファルト)から熱を奪って蒸発するからです。

冷房設備がなく、生産設備などの大きな発熱が原因で作業をする人の温熱環境に改善の余地のある工場等の大空間にも適用できます。

噴霧前の温度分布

噴霧5分後の温度分布

左図は、実際の工場で送風ファンを併用したミスト噴霧の冷却効果を実測により確認した例です。ミスト噴霧により湿度は上昇しますが、相対湿度75%以下に制御すれば室内温度低下による冷涼感が得られます。

*ノズル付ファンと温度測定点との位置関係は下記システム図参照

ピロティ内代表点と外気温度の経時変化

左図は、集合住宅のピロティ空間で天井にノズル(ファンなし)を設置し、ミストを噴霧した例で、ピロティ内の気温が最大約4℃低下することを確認しています。

屋内大空間

建屋内大空間での適用例

製品の品質に直接湿度の影響が少ない工場
例)

  • 鋳造工場
  • 圧延工場
  • 木工工場
  • プレス加工工場
  • 駅構内
  • アトリウム 等

屋外・半戸外空間

例)

  • 屋外休憩所
  • 待合所
  • プラットホーム
  • 駅エントラス部
  • ピロティ
  • テラス
  • 屋外イベント施設 等

アトリウムの渡り廊下

半屋外での使用例

仮囲いに設置して周囲への配慮

ミスト噴霧の数値シミュレーション

ファン付きノズルのシミュレーション例

3次元数値シミュレーションにより噴霧ミストの蒸発冷却効果を予測し、設計に反映させることができます。

技術に関するお問い合わせ

関連情報