汚れがつきにくく、落ちやすい
メンテナンスを大幅に削減

建物を長く使う上では、美観の維持も重要です。光触媒防汚コーティング剤「サンフラッシュ」を外壁面に施工することで、汚れがつきにくくなり、付着した汚れも雨などによって、落ちやすくなります。

建物外壁のメンテナンス作業を大幅に減らすことができるため、ランニングコストの低減に貢献します。

特徴

建物の外壁面は、風雨や大気汚染によって汚れやすい環境にあります。これまで、建物の美観を維持するためには定期的な清掃が必要でした。そこで、塗布するだけで外壁面の防汚性能を向上させることができる光触媒防汚コーティング剤「サンフラッシュ」を開発※1しました。サンフラッシュは、建物外壁のメンテナンス作業を大幅に減らし、ランニングコストを抑えます。

メリット

工期が短い

コーティング剤の塗布は1回で乾燥も早いため、短い施工工期※2となります。

下地を選ばない

クリアタイプのため、下地の色合いをほとんど損なうことなく施工可能※3です。

環境に優しい

水性系で、溶剤をほとんど含まないため、施工中のにおいが大変少なくなっています。

※1 サンフラッシュ・テクノロジーとの共同開発。

※2 改修工事の場合には、事前に下地材の処理作業が必要となります。

※3 場合によっては下地処理が必要なケースもあるのでご注意ください。

メカニズム

サンフラッシュを建材に塗布することで、表面に親水性の層を形成し、空気中の水分を引き寄せて、水膜で覆われた状態を作ります。この水膜によって、汚れの付着が起きにくくなり、雨によって簡単に洗い流すことができます。

建材防汚のメカニズム

効果

当社技術研究所内の建物にて、試験施工を実施しました。光触媒が効きにくいとされる北側の外壁にサンフラッシュを塗布し、経過を観察しました。それぞれ下地の条件が異なりますが、いずれも汚れは少なく、優れた防汚性能を発揮していることが確認できました。

下地:吹付けタイル(2年経過時)

下地:レンガ(5年経過時)

下地:パネル+塗装(3年経過時)

評価方法

防汚性の評価方法としては、塗膜の親水性を測定することが一般的です。

接触角の測定

親水性が高いほど接触角が小さく、親水性が低いほど接触角が大きくなります。
ただし、特殊な測定器を用いるため、現場での測定することは困難です。

防汚性評価の水接触角(一般的な評価方法)

表面抵抗の測定

絶縁抵抗計を用いて、塗膜の表面抵抗を測定する方法です。
親水性が高ければ表面抵抗は小さく、親水性が小さい場合は表面抵抗が大きくなります。
絶縁抵抗計は持ち運びが可能なため、現場での測定も可能です。
表面抵抗による防汚性の評価技術は、当社独自の方法です。

表面抵抗の測定状況(当社独自評価方法)

性能試験

接触角の測定

ISO 27448(JIS R 1703-1)に準じて、光触媒のセルフクリーニング性能試験を行いました。

これは、オレイン酸を塗布した材料の水接触角を測定することで親水性を評価するものです。

光触媒がオレイン酸を分解していくことで、時間の経過とともに接触角は小さくなっていくため、建物表面に油等の汚れが付着しても、分解して除去することが確認できました。

サンフラッシュは、試験開始からわずか1時間程度でJISの判断基準ラインをクリアし、極めて高い親水性と分解性能を示しました。

セルフクリーニング性能(接触角での評価)

促進劣化試験

外壁面は、太陽からの紫外線や降雨などに曝されています。

長い期間、紫外線や降雨を受けることで、防汚性能が低下する可能性があるため、紫外線や降雨を模擬した装置を用いて促進劣化試験を行いました。

表面抵抗を測定したところ、3000サイクル後(10年相当)もほとんど変化がなく、優れた防汚性能を維持していることが確認できました。

セルフクリーニングの持続性(当社独自方法での評価)

施工実績

新潟第一生命戸田建設共同ビル

光触媒竣工:2008年4月
施工面積:約1,000m2

福井ララシャンス ベルアミー

竣工:2010年8月
施工面積:約4,500m2

関連情報