技術概要

1995年 兵庫県南部地震

お客様の建物・施設の地震リスクを評価し、最適な減災対策=安全、安心のための耐震ソリューションを提案するためのシステムです。

建物の建設場所で、発生する地震の大きさと建物の被害の程度を予測し、地震による被害額を予測するとともに、耐震補強などの防災対策を行った場合の費用対効果の判定まで行うことができます。

お客様のメリット

お客様の建物・施設のそれぞれの建設場所や構造性能を考慮して、以下の予測・評価を行い、効果的でコストパフォーマンスに優れた最適な減災対策を行うことができます。

1.地震の大きさの予測・評価
建設場所において発生する可能性の高い地震の大きさを知ることができます。
2.被害の予測・評価
発生する可能性の大きい地震に対する建物・施設の被害の程度、被害額を知ることができます。
3.耐震補強の効果の評価
想定される耐震補強工法について、補強による被害の低減効果と補強に要する費用との比較により、最適な補強工法を知ることができます。
4.地震に対する安全性確保
地震発生直後の人命保護・安全確保・機器の損傷防止ができ、地震後の建物安全確認ができます。

震度予測システム『TO-PIES(ティー オー ピース)』

建物建設地点の地震環境について、歴史地震(過去に発生した地震)、活断層、地盤の3つのデータベースから、対象地点の影響が大きい地震情報をスピーディーに予測し、対象地点周辺の各種地震情報を出力します。

TO-PIESの概要

地震リスク・PML(Probable Maximum Loss:予測最大損失額)評価

耐震性能や不動産格付け指標及び経済的な耐震補強を評価できるように、建物建設地点の地震危険度と評価対象建物固有の耐震性能を反映した地震リスク評価を行います。また、経済的に最適な耐震補強を提案します。

地震リスク評価のイメージ

地震動作成

超高層建物や免震建物等の国の認定を必要とする高度な建物の耐震設計では、対象敷地周辺の震度予測システムで評価した活断層および過去に起きた地震と政府機関が検討対象に指定する地震による地震動を作成して、長周期地震動も含めその耐震性について検討が必要になります。

地震発生による地震波形伝播イメージと建物の揺れ方

地震面で観測される地震波は、図のように地盤によってその地震波の振幅や周期が変化します。また、同じ地震波であっても、建物によってもその揺れ方は異なります。

新宿区の某拠点の地震動を作成した例

液状化危険度評価

液状化危険度評価フロー

地震による地盤被害の原因として液状化現象が挙げられます。対象敷地の液状化危険度は地盤の状況に応じて、N値と土質による簡易判定、詳細な地盤応答解析による判定の2段階で評価し、合理的な液状化対策を提案します。

建物の高度な地震応答評価

超高層建物等の建物では、基礎や地盤の影響まで考慮した高精度な地震応答解析に基づいた耐震性能が要求されます。当社では、このような要求に高度な解析技術で対応しています。

一般の地震応答解析と高度な地震応答解析

緊急地震速報システム『ユレキテル』

『ユレキテル』は、地震発生直後に気象庁からのデータを利用して、ユレキテル設置地点の震度や強い揺れの到達時刻を予測し、ユレキテル端末装置によりお知らせするシステムです。

ユレキテルの概要

ユレキテル導入のメリット

地震が来る数秒前にわかれば、以下のようなことができます。

  • 早期非難による人命保護
  • 生産施設の機器の損傷防止
  • 病院での医療行為の安全確保
  • 住宅・事務所での閉じ込め防止

ビルメディカルシステム® 建物モニタリング診断システム

大地震が発生した際に、建物に設置したITスマートセンサによる観測記録をもとに簡易診断として建物の構造健全性を自動的に評価するシステムです。これによって建物利用者は、建物を使い続けても大丈夫か、もしくはただちに避難すべきかを地震後すぐに判断できます。さらに、建築技術者はインターネットを介して詳細診断サーバのデータ解析をすることで、より詳細な損傷評価を可能とし、早急に復旧のための作業にとりかかることができます。

※ITスマートセンサ:コンピュータを搭載した地震センサ

ビルメディカルシステム概要

 

インフォメーションモニタ画面(免震レトロフィットの例)

技術に関するお問い合わせ

関連情報