技術概要

近年の民生部門・家庭用に占める暖房エネルギー消費量の割合は25%前後で推移しており、その削減が望まれています。
戸田建設は、建物の断熱性を高め暖房負荷を小さくし、冬季に窓面から入ってくる太陽熱を躯体の蓄放熱機能によって効果的に利用するシステムを提案しています。
 

お客様のメリット

  • 冬季の室内温熱環境が良好になります
  • 暖房に消費するエネルギーを削減できます

技術・工法の特徴

当社の技術研究所厚生棟に採用し、実績データを得ているシステムについて紹介します。

ガラスカーテンウォール利用による温室

南側にペアガラスを用いたカーテンウォールによる二重壁を設け、冬期の日中は温室として太陽熱を集めて、各所に利用しています。

また、夏期は通風を良くするため、カーテンウォールを開放して外気を取り入れます。

ロックベッド

1階床下の一部に5~10cm程度の砂利を入れた蓄熱槽を設け、温室で暖められた空気を循環して蓄熱し、床を暖めます。

夜間は採熱ファンによって温風を取り出すこともできます。

外断熱

建物の断熱はパッシブソーラーシステムに欠かせない要素技術です。特に外断熱は、建物躯体を断熱材ですっぽり包み込み、室内側のコンクリートの蓄放熱により安定した室温を形成することができます。
つまり、冬季の日中の日差しによる過度の室温上昇を抑え、外気温の下がる夜間の室温低下を緩和し、室内のふく環境を向上させます。

スラブ蓄熱

北側の居室は窓から入る太陽熱が期待できないため、南側に比べて寒い空間となりがちです。

このシステムは居室の床を空気が通るように工夫し、南側の温室の暖い空気を図のように循環することで北側の床を暖め、環境改善を図るものです。

トロンブウォール

トロンブウオールとは、温室と居室の間にあるコンクリートの厚壁のことです。

この厚壁は日中に温室の外側ガラスを透過した太陽エネルギーを直接吸熱し、夜間に向けて徐々に室内側に放熱させるものです。

また、日中に厚壁の上下の通気口を開くことで直接温室の暖かい空気を自然対流で取り入れることもできます。

サーモサイフォン

温室と1階の天井裏に図のような空気の循環経路を設けることで、温室で暖められた空気が上昇して2階の床スラブを暖めた後、また温室に戻るという自然循環ができます。
このシステムはこうした原理を利用し、1階の温室で得た太陽熱を2階の居室で利用するものです。

技術に関するお問い合わせ

関連情報

ソリューション

実績

  • 戸田建設(株)技術研究所厚生棟