新着情報 RE100目標達成に向けた取り組み さらに拡大へ 再生可能エネルギー電力導入率 2020年度は約25%を見込む

2020/08/31

戸田建設(株)(社長:今井 雅則)は、2019年1月にRE100イニシアチブ※1に加盟し、当社の事業所や工事現場で使用する電力に、RE100に適合する再生可能エネルギー電力(以下 RE100電力)を順次採用しています。2019年度のRE100電力利用量は2,674MWhで、当社の総電力消費量の5.14%となりました。2020年度にRE100電力利用が確定している事業所・工事現場での想定量は13,587MWhで、当社の総電力消費想定量の約25%となり、今年度中のRE100電力採用はさらに拡大する計画です。

2019年度のRE100電力の調達は、トラッキング付非化石証書※2を付加することによりRE100電力に適合する電力契約を締結してきました。当社では年間300件を超える工事案件を扱い、工期や電力使用状況は現場によって様々なため、多様な電力メニューから最適なメニューを選択することが困難でした。この取り組みは、超高層建築からトンネル工事に至るまで、多岐にわたる用途での工事現場の電力使用の特徴を考慮し、ゼネコンの調達力を生かしたRE100電力の調達方法です。

2020年度は、当社グループ社員が有する家庭用太陽光発電設備のFIT※3終了後の電力を活用し、当社のRE100を推進する事業「社員自らRE100に貢献しよう!」を4月1日から開始しました※4。また、今後の長期的かつ安定的なRE100電力調達のために、複数の電力会社と確実なRE100達成に向けた体制を構築します。体制構築後は、RE100電力の調達力を活かして、再生可能エネルギー導入を検討する他企業への支援を行い、脱炭素社会の実現に貢献します。

当社のRE100へのロードマップでは、事業運営に使用する電力の再生可能エネルギー電力導入率を2040年までに50%、2050年までに100%にすることを目標として宣言しています。当社は、今後もさらなるESG経営の展開を検討し、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいきます。

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  • ※1 RE100イニシアチブ:RE100を目標に掲げた企業が参加する国際的な環境イニシアチブ
  • ※2 トラッキング付非化石証書:FIT対象の再エネ発電所の電気に対して、属性情報として発電源が特定されている再生可能エネルギー証書
  • ※3 FIT(Feed-in Tariff):再生可能エネルギーを用いて発電された電気を、国が定める価格で一定期間電気事業者が買い取ることを義務付ける制度
  • ※4 2020年4月20日付ニュースリリース「卒FIT電気を活用してRE100を推進する事業に着手」
     https://www.toda.co.jp/assets/pdf/20200420.pdf