新着情報 品質の高いコンクリート構造物を構築するための取組み・ノウハウを結集! 「うちのコンクリートが凄い!コンテスト」を実施

2020/09/03

戸田建設(株)(社長:今井 雅則)は、全国で施工中の自社土木現場を対象として、コンクリート工事における現場技術力の向上と、施工上の工夫に関する水平展開を目的としたさまざまな取組みの一環として「うちのコンクリートが凄い!コンテスト」を実施しています。

当社土木本部では、コンクリート工事のプロフェッショナル育成を目的として、6年前に若手・中堅社員を中心とした部門横断組織となる「コンクリート品質向上ワーキンググループ(以下WG)」を立ち上げ、これまでに工種別の施工マニュアルの作成や、若手社員教育の実施など、コンクリート工事に関する技術力向上のための様々な取組みを展開してきました。その一環として今回コンテストを実施し、現場独自の取組み・ノウハウを吸上げ、イントラネットを介して全社員に共有を図っていくことで、現場社員のコンクリート技術がスパイラルアップしていくことを目指しています。

当社国内土木工事では、北は北海道から南は沖縄まで、全国の様々な環境下で工事を施工しています。しかし、どのような施工条件下であっても、良質なコンクリート構造物を構築するためには、骨材など現地材料の使用を基本とするコンクリート材料を用いて、現場の施工条件に適した施工方法を選択し、そこに現場の工夫やノウハウを加え、周到に段取りを行い、施工することが求められます。

今回のコンテストは、全国9支店から選出された9現場を対象とし、2020年8月~2021年7月の間にコンクリート打込みを行うコンクリート構造物に対して審査を行います。審査は、WGメンバーが中心となり、全国の審査対象現場の施工計画、施工状況、美観、創意工夫の各項目(写真参照)について実施、最後に本社部門長を交えた発表会において、現場社員が各現場の取組み状況についてプレゼンテーションを実施し大賞を決定します。コンテストの進捗や、各現場の取組み状況、プレゼンテーション資料等については、適宜、イントラネット上で公開し、各現場の施工上の取組みやノウハウについて、全社で情報共有を図っていくことを予定しています。

当社では、これらの取組みを通して、現場での施工を担うより優れた人財の育成を図り、良質なコンクリート構造物を社会に提供していきます。

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写真-1 打設計画立案のための圧送試験
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写真-2 打設計画に基づく施工