新着情報 季節と場所にとらわれない農業への挑戦 人工光型栽培実験施設で栽培研究を開始
2020/10/14
戸田建設(株)(社長:今井 雅則)は、筑波技術研究所(茨城県つくば市)に人工光型栽培実験施設を整備し、植物工場における栽培技術や知見を蓄積するための研究を開始しました。本施設においてイチゴ等の栽培研究に取り組み、農業事業のノウハウを増やし、多様な農業モデルの構築、提案を行っていきます。
研究の背景
当社は、2017年3月より茨城県常総市内において農業事業に取り組んでおり※1、2、農業分野で様々な挑戦をしてきました。さらなる事業拡大のためには、季節や場所にとらわれず作物を安定供給するための植物工場の技術や知見が必要となりました。
- ※1 当社リリース「常総市での農業6次産業化を目指す取り組みが進展-施設園芸実証ハウス「TODA農房」を稼働-」
https://www.toda.co.jp/assets/pdf/20170330_1.pdf - ※2 当社リリース「施設園芸実証ハウス「TODA農房」で収穫開始-農業6次産業化に向けた農業モデル実証への取り組みが進展-」
https://www.toda.co.jp/assets/pdf/20171221.pdf
人工光型栽培実験施設の特徴
本研究のために整備した施設の特徴は、以下の通りです。
- 1栽培実験室内の光・日長・温度・湿度・CO2濃度を制御することで、条件の異なる環境での作物の栽培実験や、地域の気候を再現した栽培実証が可能です。
- 2光源は白色LEDと、赤色(R)・緑色(G)・青色(B)の3色混合型LEDを有し、光の違いによる作物の生育状況を比較することが可能です。
- 3出入口に設けたエアシャワー等により、植物に害がある病害虫を持ち込まないように配慮しています。
今後の展開
当社は、施設園芸や植物工場など幅広い農業事業のノウハウを確立し、農業の6次産業化や地方創生事業など多様な農業モデルの提案を目指します。