新着情報 新型コロナウイルス「感染症対策ユニット」を開発及び販売を開始 医療施設の感染区画を工事不要で容易に変更できるユニットのご提案

2021/02/24

新型コロナウイルスの第3波感染拡大により、医療施設の対応が非常に厳しい状況にあります。
戸田建設(株)(社長:今井 雅則)は、新型コロナウイルスの感染拡大防止に何か貢献できることはないかを考え、2020年4月より感染症対策「ゾーニング検討」そして「提言の取りまとめ」をおこなってまいりました。

感染症対策『ゾーニング検討』の無償提供を開始(2020/4/20)
https://www.toda.co.jp/assets/pdf/20200420_2.pdf

感染症対策『ゾーニング検討』をもとにした提言をとりまとめ(2020/6/29)
https://www.toda.co.jp/news/2020/20200629_002726.html

これら2つの対応を通じて得られたゾーニング検討上の課題を解決するとともに、日々、感染対策に奮闘されている医療スタッフの負担を少しでも軽減するために、工事不要で容易に区画を構築することができる「感染症対策ユニット(特許出願中)」を開発し、製造販売をいたします。日々、医療活動をおこなっている医療従事者の方々に感謝を申し上げるとともに、少しでも多くの医療施設に「安全・安心」な空間を提供し、医療活動に専念できるよう支援をおこなってまいります。

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区画範囲変更のイメージ

販売開始日および販売価格について

(1)販売開始日:2021年2月8日 ※各施設玄関先でのお引渡しとなります
(2)販売価格:980,000円(消費税別) ※別途運送費がかかります
※割賦販売・リースによる製品提供についても準備を進めています

感染症対策ユニットの開発コンセプトおよび4つの特長

この感染症対策ユニットは、「患者さまの状況に合わせて容易に区画構築できる家具」です。
医療施設は患者さまの状況の変化(増減)により区画範囲の見直しが必要になることが想定されます。変更が必要になった際には、施設外部からの力を借りることなく、各施設のスタッフにて容易に区画変更することを可能とします。

  1. 1設置のための工事が不要
    区画範囲の見直しに伴い工事が必要となると作業員の確保および院内への立ち入り、そして工事期間以外に感染症管理のための待機期間も必要となり、工事費用が著しく高額になるとともに診療への制約も発生します。
    このユニットは、医療施設の寝台用エレベーターに入る最大寸法とし、完成した状態で納品可能なため設置が容易で手間のかかる工事が不要となりました。
納品・移設イメージ
  1. 2区画範囲の変化に合わせて簡単に移設(移動)が可能
    従来の方法では区画範囲を変更することは容易ではなく、医療施設にとって負担となっていました。ユニットには収納式のキャスターが設置されており、施設スタッフにて移設することができ、容易に区画の変更が可能です。

    1. 3廊下の幅や天井の高さに合わせて調整が可能
      施設によって廊下の幅や天井の高さは様々です。ユニット本体に付属された調整パーツによって、各施設の状況に合わせて容易に調整が可能です。

  1. 4感染症対策以外での活用も可能
    他の感染症対策専用製品の場合、収束後には廃棄の処理や収納場所の確保が必要となります。
    本製品は、通常時に面談室や1人用のワークスペースとしても活用できるよう、強固なアルミフレーム製のユニットとなっています。院内で継続的に利用できるよう配慮しています。
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取り付け後のイメージ