新着情報 第67回 建築生産技術研究発表会を開催

2021/10/25

戸田建設(株)(社長:大谷 清介)は、第67回建築生産技術研究発表会を10月13日(水)に建築会館(東京都港区)にて開催し、その模様をYouTube Liveにより社内へライブ配信しました。建築会館での視聴を含め、当日約1400名の社員が参加しました。
この発表会は建築工事統轄部が主催し、本社各部署の新しい施策や、各支店の作業所で実施している品質や生産性の向上に向けた取組みを、全国の作業所に水平展開することを目的として1954年から毎年開催しています。

建築生産技術研究発表会の概要

今回の発表会では、「将来を見据えた建築本部及び建築工事統轄部の取組み」、「急増する物流センターでの取組みと傾斜地における高度な施工技術への挑戦」、「当社を代表する工事の施工記録及び自動化施工技術」及び「多様な技術への取組み」と題した4セッションで計12件のプレゼンテーションが行われました。今回は、新型コロナウイルス感染症への対策として、主催者・発表者など必要最小限の人数のみが参加し、これ以外の社員は職場の自席や在宅で視聴できる開催形式としました。
プレゼンテーションでは、将来を見据えた当社のデジタル戦略や環境関連の取組みをはじめ、BIMを活用したデジタル安全パトロールの他、新TODAビルの建設に向けた自動化施工技術を紹介するとともに、生産性の向上を推し進める施策や事例が紹介されました。

発表会の冒頭、社長からは、「技術研究発表会及び戸田技報寄稿の意義とは、建築生産活動で培ったものを『技術力という無形資産』にすることだと考える。培われた技術を個人のものとするのではなく、広く共有して企業の無形資産として蓄積し、共有する貴重な場である。本年の発表会では、①今や欠くことのできない『グリーン』・『デジタル』をテーマにした報告、②物流施設について繰り返し積み上げられたカイゼン技術の報告③当社を代表する工事に関する高度な技術の報告とそれぞれ大変良いテーマに焦点が当てられており、期待している。一方で、失敗を許されない企業風土を変えて、失敗から学ぶ・成長するためにも、失敗から得られた技術にも焦点を当ててみてはどうか。成功事例もさることながら、より真に迫る価値のある技術・無形資産になると考える」との話がありました。

今後の展開

当社ではこのような発表会を通じて、企業として今後目指していく方向性や建築生産技術に対する施策や取組み事例を全社員が共有し、全社的な技術力の向上を図りながら、これからも様々な課題の解決に向けて積極的に取り組んでまいります。

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写真1 大谷社長による挨拶
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写真2 発表会場の様子