新着情報 気候変動対策で5度目の最高評価 CDP 2021 Climate Changeでゼネコン唯一の4年連続Aリストに選定

2021/12/09

戸田建設(株)(社長:大谷 清介)は、環境評価を行う国際的な非営利団体CDP(本部:ロンドン)から、「CDP2021気候変動Aリスト(以降、Aリスト)」に選定され、気候変動に対する活動において世界的な先進企業として評価を受けました。
2021年は、世界で200社、日本では当社を含む55社が気候変動Aリストに選定されました。
当社は2018年以降、ゼネコンでは唯一の4年連続Aリスト企業です。2050年カーボンニュートラルの実現に向け、当社は、事業活動における温室効果ガスの削減はもとより、ZEB※1の普及、建設資材の脱炭素化、木材の活用等の課題に取り組んでいます。今後も当社は、気候変動Aリスト企業として、これら建設業全体の課題解決のトップランナーを目指します。

戸田建設の気候変動への取り組みについて

当社は2017年にSBT認定※2を取得、そして2019年にはRE100イニシアチブ※3へ加盟し、サプライチェーンを含む事業活動の温室効果ガス削減に取り組んでいます。なお、SBTにおける当社グループの温室効果ガス削減目標は、現在1.5℃目標に準拠した内容への更新を申請中です。
ZEBについては、2024年度の竣工に向けて現在施工中の(仮称)新TODA BUILDINGにおいて、日本で初めて超高層複合用途ビルにおける建物全体でのZEB Ready※4認証を取得しました。また、2021年8月には当社筑波技術研究所において『ZEB』※5を実現した「グリーンオフィス棟」の運用を開始し、お客様に提供する施設への展開を目指した技術検証も行っています。これらのプロジェクトで得た知見を基に、当社は今後もZEBの普及に貢献していきます。

  • ※1 ZEB:ネット・ゼロ・エネルギー・ビル
  • ※2 SBT認定:企業の温室効果ガス削減目標が、パリ協定に合致する目標として評価された証
  • ※3 RE100イニシアチブ:事業運営で使用する電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目標に掲げる企業が参加する国際企業イニシアチブ
  • ※4 ZEB Ready:再エネを除き、基準一次エネルギー消費量から50%以上の一次エネルギー消費量削減に適合した建築物
  • ※5 『ZEB』:以下の➀・➁両方に適合した建築物
     ➀基準一次エネルギー消費量から50%以上の削減(再エネを除く)➁基準一次エネルギー消費量から100%以上の削減(再エネを含む)

CDPについて

CDPは、企業や自治体を対象とした世界的な環境情報開示システムを運営する国際環境非営利団体です。CDPは、2000年に英国に設立され、110兆米ドルを超える資産を保有する590強の投資家と協働し、資本市場と企業の調達活動を介して、企業に環境情報開示、温室効果ガス削減、水資源保護、森林保護を働きかけています。2021年は、世界の時価総額の64%強に相当する13,000強の企業と1,100強の自治体を含む世界の14,000強の組織が、CDPを通じて環境情報を開示しました。CDPは、TCFDに準拠した世界最大の環境データベースを保有しており、CDPスコアはゼロカーボンで持続可能な耐性のある経済の実現に向けて投資や調達の意思決定を促すために広く利用されています。CDPは、SBTi、We Mean Business連合、The Investor Agenda、ネットゼロ・アセットマネージャーズ・イニシアティブの創設メンバーでもあります。詳しくは、以下のリンクを参照ください。https://cdp.net/en