新着情報 15MW級超の大型洋上風力発電設備に対応可能な自己昇降式作業台船(SEP:Self-Elevating Platform)共同保有へ 着床・浮体式の両フィールドでレグ長を活かした大水深施工を実現
2023/10/03
戸田建設(株)<代表取締役社長 大谷清介>、(株)熊谷組<代表取締役社長 櫻野泰則>、西松建設(株)<代表取締役社長 髙瀨伸利>、若築建設(株)<代表取締役社長 烏田克彦>、岩田地崎建設(株)<代表取締役社長 岩田圭剛>、(株)吉田組<代表取締役社長 壺阪博昭>は、地球規模の気候変動対応が重要課題との認識のもと、2050年カーボンニュートラル実現を目指す政策を背景として、再生可能エネルギーの中でも市場規模の拡大が見込まれる洋上風力発電設備の建設工事を担うため、洋上風力施工船舶の保有等を目的とした会社(Jack-up Wind Farm Construction(株))を2022年3月に設立しました。設立以降、洋上風力発電機の大型化を見据え、15MW級超の大型風車の基礎施工や風車据付が可能なSEPについて検討し、この度TERAS SUNRISE社とSEPの調達契約を締結いたしました。ゼネコンとマリコンの技術力・知見を融合し洋上風力市場への取組みを推進します。
設立会社概要
- 1)商号:Jack-up Wind Farm Construction(株)
- 2)資本金:1億円
- 3)出資会社:戸田建設(株)、(株)熊谷組、西松建設(株)、若築建設(株)、岩田地崎建設(株)、(株)吉田組
- 4)所在地:東京都中央区八丁堀2-8-5
- 5)代表取締役:山田 正敏 (戸田建設(株))
- 6)設立:2022年3月14日
- 7)事業内容:
- 1船舶・建設設備等の保有・運用・リースに関する事業
- 2洋上風力発電施設等の施工に関する事業
- 3海上輸送に関する事業
- 4洋上風力発電施設等の維持管理・メンテナンスに関する事業
保有SEPの特徴及び仕様概要
特徴
- 中古SEP搭載クレーンを1,300t吊に改造し、大型化する風車組立(15MW級超)に対応可能
- 搭載するレグ長を活かし、稼働水深最大60m程度まで対応可能
- 着床式、浮体式洋上風力発電施設建設ともに対応可能
- 6基のスラスターを搭載した非自航船であり、潮流や風などの外力に対し、風車建設位置 で定点保持が可能
- 中古SEPの改造により安価に提供が可能
仕様概要
- 船名:(仮称)JWFC SUNRISE
- 建造年:2014年
- 船体の大きさ:全長112 m×全幅50 m
- レグ長さ:130 m
- クレーン能力:1,300t吊
- 船位保持装置:DPS 2 (Dynamic Positioning System 2級)、スラスター6基(非自航)
- スケジュール:2025年3月改造完了、2025年9月供用開始予定